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地球連邦軍・対MS特技兵セット Op.94 制作開始

Category : キャラクター フィギュア

Scale : 1/35 Maker : バンダイ Post : 94-1

すばらしきキャラクター・キットの世界!

現在の日本のプラモ・シーンを支えている一番主流のカテゴリーはガンプラに代表されるキャラクター・キットらしいのです。なにしろ近所の大型スーパーでさえ売られているわけでして、その裾野の広さはすばらしいですよね。私が子供の頃はタミヤのMMシリーズが全盛で、史実に基づいた解説や精密な模型に心を躍らせていたものです。しかし、30年のブランクは大変なもので、子供も若者もおじさんモデラーもこぞってガンダムを作っているらしいのです。

恥ずかしい話、ガンプラのなんたるかも知らないまま、スケールモデル一辺倒の私は、キャラクター・キットを馬鹿にしていました。なんたって取材とかも簡単にできますし、なにしろ架空の物語のロボットたちですから、メーカーも好きに作れると思っていたのです。しかも圧倒的なシェアを持っているのはあのバンダイです。こんな言い方は失礼とは思うのですが、30年前のバンダイは1/48のAFVでタミヤの向こうを張ろうとしていたのですが、その品質はタミヤの足下にも及びませんでした。フィギュアだってみっともないかぎりです。そんな訳で私は、バンダイの作るガンプラにいわれのない偏見を持っていたのです。

ところがそのバンダイから、昨年1/35のフィギュアと車輌のキットが発売になったのです。AFVモデラーといえども、ガンダムなどのSFアニメの世界にまったく興味がないわけじゃなく(と言うよりむしろ好きです)、このシリーズには非常に惹かれる物がありました。そんな思いを持ったのは私だけじゃないらしく、さっそくアーマーモデリングでも毎月のように記事が掲載されるようになりました。

そして先月、行きつけのモケモケさんでガンプラの新製品のザクを見ました。そのすばらしいできに目が点になりました。そのキットのモールドのすばらしさはタミヤにもひけを取りません。色とりどりのカラープラで成形された非常に多い数のパーツ。1/100マスターグレードのキットは小学生には経済的にもプラモとしても厳しいかもしれませんが、スケールモデラーをもうならせるできだったのです。そんなわけで、いよいよガンプラの世界に進出することを決意しました。(おおげさな!)

手始めは1/35から

地球連邦軍・対MS特技兵セット 1/35 バンダイ

地球連邦軍・対MS特技兵セット 1/35 バンダイ

今回作るのは 1/35 U.C.HARD GRAPH シリーズから 地球連邦軍 対MS特技兵セット です。5人の対モビルスーツ兵器のチームとダイオラマ用の壊れたガンダムの腕のセットです。対モビルスーツ用のリジーナというロケット弾は先日購入したアメリカ海兵隊の現用対戦車ロケットによく似ています。作り比べてみるのも楽しそうです。

キットは色とりどりのプラで作られているのですが、ランナーの途中で色が切り替わっているのにはびっくり仰天です。どっちみち塗装をするつもりなので、色プラであること自体にそれほどありがたみを感じる訳じゃないのですが、こうまでして塗料の扱いができない子供たちにもリアルな模型を完成させてあげようとする心意気には感動します。バンダイがプラモの世界を守ってきたんですね。

バンダイと言えばウルトラマンやセーラームーンで小さな子供を相手にテレビとタイアップでもうけてきた会社、ってな印象しかなかったんですが、ホントに誤解でした。タミヤ同様にリスペクトです。もうこうなりゃ、この技術でもってスケールモデルを出して欲しいですね。バンダイがドイツ戦車を出したら、プラが3色迷彩で成形されていたりして・・・

陸戦ガンダムの腕

対MS特技兵セット 陸戦ガンダムの腕

対MS特技兵セット 陸戦ガンダムの腕

最初に作ったのはオマケの壊れたモビルスーツの腕です。モビルスーツってでかいですね。肘から先だけで戦車くらいの大きさがありますよ。肘の関節から指先までが18cmほどありますから、35倍すると6.3m。4号戦車くらいの大きさになります。

この腕の本来の持ち主は、陸戦タイプのガンダムです。試作品であるガンダムの余剰パーツを使って急遽作られた本土(地球)防衛用の陸戦ガンダムです。なんてマニアックなものを付けてくれたんでしょうね。ガンダムの世界に詳しい人なら、この壊れた腕をつかって作れるダイオラマの舞台は限られるでしょうにね。

ここまでで一切接着剤は使っていません。接着する箇所もあるのですが、パーツの合いが非常に良いため、とりあえずはまっています。塗装のためにもう一度ばらすつもりですが、きちんとばらせるのか心配です。またこれだけ合いが良いと言うことは塗装したらはまらなくなる可能性が大ですね。

この後、どんな手順で塗装・組み立てをしたらいいのかちょっと見当が付きません。AFVならこのままエアブラシで塗ってしまうのですが、これだけ可動部分が多いと、ちゃんと奥の方まで塗っておかないといけませんよね。やっぱりばらして塗るのがいいんでしょうかね。

(全作品完成まで あと13)

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