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ユンカース・Ju87G-2スツーカ・カノーネン・フォーゲル Op.123

Category : 飛行機

Scale : 1/48 Maker : ハセガワ Post : 123-1

ハンス・ウルリッヒ・ルーデル大佐

ハンス・ウルリッヒ・ルーデル大佐

ハンス・ウルリッヒ・ルーデル大佐

第二次世界大戦の連合軍(それもソ連軍)の戦車乗りが一番恐れた兵器は、あのタイガー戦車ではなく、急降下爆撃機のユンカースJu87だったそうです。ちなみに2番目は88mm砲らしいのですが、だれが調べたんでしょうね?

そして急降下爆撃機の代名詞ともいえるスツーカを駆り、猛烈な数のソ連軍車輌を撃破した、エースパイロットがハンス・ウルリッヒ・ルーデル大佐なのです。大佐は30回も撃墜されながらも、2500回以上も出撃し、戦車519両、装甲車・トラックなど500両以上、火砲150門以上を破壊しました。この数はタイガー・エースのミハエル・ヴィットマンの戦車138両を大きくしのぐ、驚異的な数字です。

それゆえルーデル大佐はスターリンから人民の的と名指しされ、その首には賞金すら賭けられました。その一方、ヒトラーからはドイツ軍で唯一の黄金柏葉剣付ダイヤモンド騎士鉄十字勲章を授与されています。

ヒトラーは英雄の死を恐れて地上勤務にしようとしましたが、大佐は地上勤務になるくらいなら勲章はいらないとダダをこねて、終戦まで飛んだそうです。しかし、何度撃墜されても病院を抜け出してまで出撃を繰り返した大佐は、怪我の痛みよりもソ連軍をやっつけられないのが辛いと言ったそうです。

なんともすさまじい軍人じゃありませんか。決して戦争を称賛するものではありませんが、男の生き様として血湧き肉躍る物がありますよね。なんともしびれる話じゃないですが。エース好きの私としては、これを作らずして何を作るのかです。アドレナリン全開ですね。今回のモケモケ展示会『ドイツ機』ではぜひ大佐のスツーカを作ろうじゃありませんか。

大砲鳥(カノーネン・フォーゲル)

ユンカース・Ju87G-2スツーカ・カノーネン・フォーゲル 1/48 ハセガワ

ユンカース・Ju87G-2スツーカ・カノーネン・フォーゲル 1/48 ハセガワ

大佐の乗ったスツーカは通常の爆弾による攻撃ではなく、翼の下に付けた3.7cm対戦車砲で車輌を撃ち抜く物でした。3.7cm砲と言えばドアノッカーと陰口をたたかれるほどの非力な砲なのですが、戦車の装甲は上面はペラペラですから、上から攻撃されればひとたまりもありませんでした。しかも飛行機から見れば戦車なんかはとまっているも同然の的ですからね。

で、その対戦車砲を搭載したスツーカはカノーネン・フォーゲル(大砲鳥)と呼ばれました。そのまんまのネーミングですよね。

今回作るのはハセガワの1/48のキットです。夕日に映える姿が美しいですね。ソ連軍を散々に蹴散らした後、沈む太陽に向かって西に飛んでいる姿が描かれています。西日を受けて黄金に輝く機体・・・
ン・・・?
オイオイ、色の雰囲気が全然判らないじゃないですか。こんな箱絵もめずらしいですよね。

制作開始

スツーカ・カノーネン・フォーゲル コクピット

スツーカ・カノーネン・フォーゲル コクピット

昨日はプラモ日記の記事を3本とプラモ・ギャラリーを2ページ更新したので、プラモ制作の時間がかなり減ってしまいました。結局ほんのちょっぴりだけしか進んでいません。いくらどうでもパーツを数個貼り合わせただけで更新はできませんから(笑)、色だけ塗ってみました。

これだけでは妙にあっさりしていますが、まだ両側の壁がありますからね、すこしはコクピットらしくなると思います。なにか寂しいと思ったら、シートベルトがありません。キットには付属していませんから、モケモケに電話です。どうやらJu87用にも使えるドイツ軍のシートベルトのセットがあるそうです。近々買いに行くことにしましょう。

連休前までには(できたらモケ華前までには)仕上げたいと思っています。まだ2週間ありますからね。ルーデル大佐のように、張り切って行きましょう。

(全作品完成まで あと37)

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