極細チェーンの作り方
2008年9月22日
Category : ノウハウ
お友達のhirozさんからリクエストがありましたので、極細チェーンの作り方を書きますね。これはモケモケの店長から教えてもらった方法で、よく見ると違うのですが、パッと見にはチェーンぽく見えます。簡単で、きわめてローコストですから大量生産にも向きます。
パンター戦車のように大量の脱落防止チェーンが付いた車両では重宝します。パンターファンの皆さん、ぜひ覚えてくださいね。
材料
材料は極細い銅線を使います。私が使っているのはこの2種類です。太さが判らないのですが、太い方でも100円ショップで買った0.28mm(これは主に小さな手すりを作ります)よりも細いので、0.2mmちょい位でしょうか。細い方はさらに細く、0.15mm程度です。髪の毛よりちょっと太い程度ですね。
よじる
パンターの予備履帯の留め具やドイツ戦車の牽引フックの脱落防止チェーンを作るのはこの細い方です。使う頻度は圧倒的に細い方が多いです。でも細い方では写真撮影が困難なため太い方でやってみます。
適当な長さに切った銅線の中央をピンセットとつまみ、よじります。 できるだけ均等にわっかができるようによじります。といっても適当にやってもだいたいうまく行きます。
つぶす
これを平らにつぶせばチェーンらしい形になります。私は最初はトンカチでたたいていたのですが、なにしろ細いので、ちょっとした力の加減の間違いでも簡単にちぎれてしまいます。
平らなペンチで丁寧につぶしても良いのですが、ある程度の長さを一気につぶすために私は万力を使っています。ホームセンターの投げ込みセールで半額処分で購入しました。重宝しています。
こちらも力のいれ加減が重要で、あまりつぶしすぎると簡単にちぎれてしまいます。これは何度も失敗して慣れるしかありませんね。適当なつぶし加減のトルクを指先が覚えます。
完成
万力から取り出せば、極細チェーンのできあがりです。 1本作るのに1分もあればできますから、じゃんじゃん量産できますね。問題なのはこの細い銅線もなかなか売っていないってことです。私は大須のホビーランドで購入しました。在庫が少なくなってきましたから、また買いにいかなくちゃ。
手持ちのチェーンと大きさを比べてみます。一番細いのが、細い方の銅線で作った物です。2番目が今回作ったやつですね。
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