ヤクトパンターG1初期型 その9 仕上げ
2008年9月27日
Category : AFV ドイツTags : パンターヤクトパンター
チッピング
最近爪楊枝チッピングをおぼえ(ってまだまだ習得してはいませんが…)、MIG氏のようにスポンジチッピングにも挑戦し、いろいろとやってきたのですが、hirozさんのスタンディング・タートルを見て気持ちがすこしぐらぐら。
昨日の東京出張のおりに携行した、高石市販の超級指南を再度読み返して、もう一度筆でチッピングをしてみました。超級指南はあまりに内容が濃すぎて、一度や二度読んだ程度では内容をつかみきれません。帰りの新幹線でビール片手に目から鱗がポロポロです。
高石市販には、遠く銀河の果てほども届きませんが、筆で楽しくチッピングを入れていきました。使ったのはタミヤのエナメルです。塗料の柔らかさと筆に付ける量がミソで、これがうまくはまると小さな傷がチョンチョンといけますが、これがなかなか難しい…
乾いた泥、塗れた泥、そしてチッピングと同じ茶色の汚れでも表情を変えていきます。いよいよ完成も間近ですね。
集中力がとぎれそうになると、チッピングがだんだん大粒になってきますから、そんなときは一休みします。ついつい塗料の濃さが薄くなりすぎて、大粒になってしまったときは、綿棒にエナメル溶剤を付けて拭き取ります。こんなときラッカーで塗ってあってよかったと思いますね。アクリル系ならはげちゃいますからね。
最後の仕上げ
最後の仕上げは入り隅にセピアのパステル粉を置いていく作業です。いつもは粉のパステルを筆に付けてこすりつけていき、余分を吹き飛ばしているのですが、今回は超級指南に書いてあったように溶剤で溶いて置いてみました。
以前も溶剤で溶いて置こうとしたことがあるのですが、どうもシミのようになってきたならしかったので止めたことがあります。実は溶剤が問題でして、そのときはエナメル溶剤を使いました。本をよく読んでみるとアクリル溶剤を使いましょうと書いてあります。アリャリャ…気づきませんでした。
パステル粉はアクリル溶剤には溶けません。そのためにシミのように広がりにくいのです。また溶き皿の中ですぐに分離してしまうため、適当に攪拌することで、濃度を調整できます。また濃すぎた場合は薄い部分でブレンディングするか、いっそのこと拭き取ってしまえば、またやり直しもできます。
この方法はなかなか調子が良く、粉の状態でこすりつけるよりも、ピンポイントで黒くする場所をコントロールできるため、さらに繊細な表現が可能になります(タブン)。
(全作品完成まで あと41)
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