タイガー1極初期生産型 その6 牽引ワイヤーとクリーニングロッド
2008年11月25日
Category : AFV ドイツTags : ティーガー1
牽引ワイヤー
第501重戦車大隊の第1中隊の車輌はOVMの配置が他の極初期生産型とは若干異なっています。特に目立つのは牽引ワイヤーの向きが他のタイガー1型戦車とは逆になっているのです。つまりアイの部分が車体後方に留められています。
このあたりはアハトゥング・パンツァーにイラストで解説されていたのですが、モケモケ店長秘蔵の資料本で141号車もこうなっていることを確認していました。
当然キット付属の牽引ワイヤーは使えませんから、クリーニングロッド部分だけを残して切り取り、ワイヤーはドラゴンの余剰パーツを使って作りました。長さがドンぴしゃで助かりました。
ドラゴンの銅製のワイヤーは撚りが少ないので、手でよじってやって撚りを緻密な感じにします。アイの部分はタミヤを使っても良いのですが、ドラゴンの物が余っていましたので、そのまま使いました。穴を開ける手間が入りませんし、留め具を落として整形する必要もありませんからね。
真鍮の薄板とエッチング・パーツを使って留め具を作り、プラ製の蝶ねじを付けてディテールアップします。
ところが…ギョエ~!!
クリーニングロッドの位置
牽引ワイヤーを固定する留め具の位置や向きを確認しているとき、なにやら違和感があるのです。よくよくドラゴンのキットの作例を見てみるとクリーニングロッドを留めている位置がどうも違うのです。
タイガー1型は極初期生産型から最後期型までクリーニングロッドの位置は砲塔の真横と相場が決まっています(後期型では若干後退)。ところがこの第1中隊の車輌だけはもう少し前寄りに付いているのです。なんで?
せっかく作った留め具を外し、最新の注意を払いながら、クリーニングロッドを剥がして付け直しです。さらに牽引ワイヤーには4号戦車のようなS字型のシャックルが引っかけられています。こちらは4号戦車の余剰パーツを頂いてきました。このシャックルでは、タイガーを引くにはちょっと頼りないですね。
結局左右の牽引ワイヤーだけで一日使ってしまいました(汗)。
(全作品完成まで あと40)
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