タイガー1極初期生産型その8 砲塔の組み立て

タイガー1極初期生産型　その8　砲塔の組み立て

2008年11月27日

Scale : 1/35 Maker : タミヤ Post : 144-8

タイガー1極初期生産型製作研究会

昨夜、次女を塾に送ったときに家を出たついでにモケモケに寄りました。タイガーが作りたくてウズウズしていたのですが、なんとなく虫の知らせか、訳もなく蟹江に向かって走っていました。店について店長と雑談しているとなんと、久しぶりにみずのさんにお会いしました。

みずのさんは私と同じ第501重戦車大隊の第1中隊の車輌、それも1番違いの142号車を制作中です。さっそく情報交換会の始まりです。
と言っても、ほとんど教えてもらってばかりですけどね。(+_+)＼バキッ!

夢中になってディテールアップ・ポイントの話や、店長の舶来物の資料本を見ながら検討会です。

タイガー1極初期生産型　第501重戦車大隊142号車

141号車、142号車の砲塔の番号は白抜きの中が砲塔の色と若干違うというのは有名な話ですが、それについて検討しました。これが赤だと言われるモデラーもいるのですが、赤よりはずっと明るい感じに見えます。

これらの車輌は現地で緑色に改修されているとされています。その時砲塔番号をマスキングしてグリーンを吹き付けたのなら…

そうなんです、みずのさんと私の結論(といっても99%みずのさんの研究ですが…)はこの中のやや明るい色は元々の地の色のダークイエローじゃないかということです。こりゃなかなか面白い。今までそんな作例は見たこと無いわけですから、今度のモケ忘で緑のタイガーで砲塔番号の中がダークイエローの車輌が一度に2台並ぶわけです。もうモケモケではこれがスタンダードですね…と勝手に決める。

砲塔の組み立て

タイガー1極初期生産型　主砲防盾の加工

みずのさんとの話に夢中になり、すっかり娘を迎えに行く時間を忘れてしまい。寒空の下15分も待たせてしまいました。しっかりと罰金(おこづかい)を取られそうです。(T_T)

でもみずのさんからの情報を元にさっそく砲塔を組み立てます。最初のディテールアップ箇所は防盾です。

ちょうど白いプラペーパーを貼り付けてあるのが判ると思いますが、この位置にこの形でふくらみがあるのです。しかもこの上はひっかいたような筋がついており、それを再現してみました。

溶接痕の再現

タイガー1極初期生産型　溶接痕の追加

次は溶接の痕です。タミヤのキットにも溶接の痕は付いているのですが、タミヤのオフィシャルな作例同様、非常に控えめでスマートです。実車の写真を見ると、結構荒々しくゴツゴツしているので、ヒートペンで溶接の痕を強調しておきました。上が強調前、下が作業後です。

また、砲のスリーブに小さな穴が開いています。この中にはねじがうまっているのですが、とりあえず穴だけ再現しました。ねじの頭までは無理です。

タイガー1極初期生産型　溶接痕の追加

砲塔の天板の周囲にも溶接の痕があるのですが、キットではまったく無視されています。しかもタミヤのキットは極上に合いが良いので、隙間がまったくありません。そこで天板を少し小さく削って隙間をあけ、そこに溶接の痕を付けました。

装填手ハッチ

タイガー1極初期生産型　装填手ハッチに溶接痕を追加

装填手のハッチです。写真には写っていませんが、極初期生産型では装填手ハッチの縁の部分が溶接で付けられています。そこで蓋の上にも溶接の痕を付けました。

特に意味は無いのですが、このハッチは可動式にしてあります。

キューポラと直接照準器

タイガー1極初期生産型　キューポラと直接照準器

キューポラには水抜きの穴が開いています。キットでは省略されているので、0.3mmのミニドリルで穴を開けておきました。

傘立てのパイプが付いているのかどうかがよくわかりません。この部分の写真が無いんですよね。

極初期型では直接照用の針金がキューポラのペリスコープの溝に貼り付けられています。ところが第501重戦車大隊の一部の車輌では防盾の後ろに指針が立てられているらしいのです。で、他と違ったことをしたがりの141号車ですから、もしかして一部のってこれのこと…と疑ってかかりました。

いろいろな写真を探し回り、案の定見つけました。tomboy07さんの写真の1枚目を見ると、それらしいものが写っているじゃありませんか。そんなわけで、直接照準器はキューポラ直接貼り付けではなく、指針立て方式にしました。

(全作品完成まで　あと40)

プラモ日記