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タイガー1極初期生産型 その12 ウエザリング

Category : AFV ドイツ

Scale : 1/35 Maker : タミヤ Post : 144-12

緑のタイガーと赤い大地

タイガー1極初期生産型 ウエザリング

タイガー1極初期生産型 ウエザリング

実はこのタイガーを塗るときに一つの思いがありました。グレーグリーンの車体にアフリカの赤土の汚れは非常によく似合うのでは・・・と。

緑の地色に赤土のグラデーション。赤と緑。そうです、この時期にぴったりのクリスマスカラーですね!?

グーグルアースで確認してみると確かにチュニジアの大地は赤いんですね。イメージぴったりです。ところがその赤いチュニジアの大地は南部の地域で、タイガーが上陸した北部のチュニスに近いビゼルト(グーグルアースで検索するとすぐに判ります)あたりは結構白いんですよね。

あちゃ~、です。でもここまで考証考証と言ってきましたが、私の赤土に対する気持ちはもう揺るぎないほど大きくなってきていまして、緑のタイガーには赤土しかない!!とばかりにこの色でウエザリングを決行することとしました。

ここまでこだわってきて、馬鹿なまねは止めろ!と言わないでください。緑のタイガーを赤く汚すのは私の夢だったんです(爆)
よい子はまねしないでくださいね。タイガーは赤土地帯まで進軍できていないと思います(タブン)。

ウエザリング

タイガー1極初期生産型 エアブラシで土埃を吹く

タイガー1極初期生産型 エアブラシで土埃を吹く

最初にエアブラシで土埃色を吹き付けます。西部戦線ならばフラットアース、東部戦線ならばダークアースですが、ここアフリカではもう少し赤く、NATOブラウンを使いました。車体の下部、後部に吹き付けます。

ウオッシングは特に赤くはなく、セピアのエナメルで行いました。あまりきつく残らないように薄めに行い、拭き取りもしっかりとします。

いよいよ油彩でフィルタリング及び雨だれや土埃を描き込んでいきます。使った色はバーントアンバーとバーントシェンナです。結構赤いです。

タイガー1極初期生産型 油彩で雨だれやフィルタリング

タイガー1極初期生産型 油彩で雨だれやフィルタリング

なんだかサビがたれているように見えるのですが、新しい車輌ですから錆びてはいません。ほとんどは土汚れのつもりです。 ゲペックカステンのチェーンの溶接部はサビのつもりです…って全く同じですね(+_+)\バキッ!

汚れが付け終わったら軽くドライブラシをしました。色は2段階。エナメルのRLMグレーにタンを混ぜて、車体色のRLM02グレーに近づけ、これに白を混ぜて行いました。判らない程度が丁度良いんです。

タイガー1極初期生産型 ドライブラシ

タイガー1極初期生産型 ドライブラシ

おっと、主砲の下にドライブラシの塗料が付いてしまっています。知らないうちにさわってしまったんですね。直しておかないと…

油彩で少しツヤが出てしまいました。乾燥後に一度フラットを吹き付けた方が良さそうですね。その後でチッピングのことを考えましょう。チッピングは余り必要ないかと思うのですが、デジタルに有りか無しかではなく、少しだけ入れるというのが大人の判断でしょうね。

(全作品完成まで あと40)

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