プジョー206 WRC2002年 その9 研ぎ出し
2009年2月15日
Category : 自動車Tags : プジョー206ラリーカー
研ぎ出し
ウレタン・クリアを吹き付けてから120時間ほど経過しました。必要な80時間の1.5倍です。もう大丈夫でしょう。まずは#2000のペーパーでデカールが埋まっていることによりできている段差を消していきます。
ウレタンはかなり硬く、すぐにペーパーがダメになるので、小さく切ったペーパーととっかえひっかえしながら、2時間ほどかけて真っ平らにしました。あの水で濡れたように光っていた車はすっかりつや消しです。
初めはデカールの周辺に段差があるため、そこにキズのできない部分ができるのですが(ヤヤコシイ日本語)、次第に全体がマットになっていき、まるでデカールがプラの中に沈んでいくような感じです。
そしてすっかりつや消しになったプジョーを今度はコンパウンドで磨きます。コンパウンドはケチらずにたっぷり付けるのがコツらしいので、ここもブチュとチューブから出して、専用の布で磨きます。仕上げに使ったコンパウンドは、細目と仕上げ目です。とうぜん同じ布は使いません。
こちらの作業はあっという間で、20分ほどでピッカピカのツルツルに戻りました。どうですか、この仕上がり。天井の蛍光灯がくっきりと映っています。これがウレタン・クリア仕上げの醍醐味ですね。
チョット失敗
うまく行ったところだけ報告してもいけませんから、失敗箇所も少しだけ報告します。ウレタン・クリアは硬化するときに収縮するらしく、そのせいかデカールの密着が悪いとデカールが引っ張られてしわしわになってしまいます。この写真の PPG と AUTOCOLOR の部分がしわしわになってしまいました。さらにそのしわに沿ってウレタン・クリアが波打ってしまったのです。
デカールのしわはもう直すことはできませんが、せめてウレタン・クリアの波打ちは平らにしようと、頑張ってペーパーをかけました。ありがたいことにウレタン・クリアの厚みが十分あったため、表面が真っ平らになってもデカールは露出しませんでした。ですから拡大写真で見るほど悲惨ではないので、それだけが救いです。
それにしてもウレタン・クリア仕上げはいいですね。デカールの余白は最初からキットのままなのですが、シルバリングは全く関係ありません。それどころか、デカールが完全に塗装と一体化しています。206の文字なんてまるで書いてあるみたいでしょ♪
(全作品完成まで あと59)
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