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1号対戦車自走砲4.7cmPak(t) その10 アフリカ塗り

Category : AFV ドイツ

Scale : 1/35 Maker : ドラゴン Post : 165-10

サンドイエロー

1号対戦車自走砲4.7cmPak(t) 水性アクリル塗料でサンドイエローを塗る

1号対戦車自走砲4.7cmPak(t)
水性アクリル塗料でサンドイエローを塗る

最初の頃アフリカに送られた車輌はヨーロッパ本土と同じくジャーマングレーで塗られていました。さすがにそれでは目立ちすぎるので、現地でサンドイエローに塗られ、砂漠用の迷彩とされました。

しかしそのサンドイエローの迷彩塗装は、現地での急場しのぎの粗悪な塗装であったり、激しい砂嵐のサンドペーパー攻撃にあったりで、あっという間にハゲハゲになってしまいました。記録写真の実車を見ると、それはそれはみすぼらしいかぎりです。

三日間をおいてがっちりと乾燥した塗装の上に、手持ちの塗料の中で弱っちいことNo.1のアメリカーナを使ってサンドイエローを塗装します。 水でかなり薄めに溶いて、何度も何度も塗り重ねていきます。多少ムラが出来てもかまいません。実車もそうですからね。

1号対戦車自走砲4.7cmPak(t) エアブラシでムラをならす

1号対戦車自走砲4.7cmPak(t)
エアブラシでムラをならす

しかしあまり何度も重ね塗りをすると、塗膜が厚くなってしまい剥がしにくくなります。そこで、 ある程度まで塗ったら、広い平面はエアブラシで軽く吹いて、キレイにならしておきました。筆塗りの時にムラムラだった部分が改善されました。

アクリル溶剤で剥がす

1号対戦車自走砲4.7cmPak(t) アクリル溶剤で塗料を剥がす

1号対戦車自走砲4.7cmPak(t)
アクリル溶剤で塗料を剥がす

水性アクリル系塗料は完全に乾燥すると溶剤でもなかなか溶けません。そのおかげで重ね塗りが容易なのですが、今回のように剥がしたいときにはやっかいです。

充分に乾燥する前に、アクリル溶剤を綿棒に染ませてこすりつけます。まだ完全に乾ききっていないため、みるみるうちに溶けて剥がれてきます。

砂嵐のあたりの強そうな部分を特に激しく剥がします。またエンジンデッキの上は、砲兵たちが歩き回るので、ほとんど塗料が残っていないほどに剥がしました。

ドライブラシ

1号対戦車自走砲4.7cmPak(t) ジャーマングレーでドライブラシ

1号対戦車自走砲4.7cmPak(t)
ジャーマングレーでドライブラシ

ジャーマングレーでドライブラシをして、ボルトの頭などの凸部のはげた様子を再現します。ノテックライトなどは綿棒でこすると壊しそうなので、ドライブラシではげさせた方が良さそうです。

アメリカーナは塗膜がとにかく弱いので、ここまできたらつや消しクリアを吹いて塗膜を保護すると同時にツヤを調整します。これにてアフリカ塗りのできあがりです。

(全作品完成まで あと65)

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