Hell Fire (B) その7 タミヤフィギュアの製作
2009年6月21日
Category : ジオラマ フィギュアTags : ドイツ砲兵地面
タミヤ君一人目
ホビー・ファンのフィギュア6体が完成したので、次はタミヤのフィギュア5体を塗ります。まずは砲架の設置をしている3人の砲兵からです。
一人目はツルハシを持って砲架に足をかけている砲兵です。北アフリカの地面は石がごろごろしていてカッチカッチです。
北アフリカというと、砂漠をイメージしがちですが、砂漠地帯で戦闘はあまり行われませんでした。砂漠は海のような物で、非常に過酷な環境で、そこでの陣地の取り合いはほとんどありません。 イギリス軍のLRDG(砂漠挺進隊)がコンパスを頼りに砂漠の海を迂回し、ドイツ軍の背後を襲ったという作戦が成り立つほど、砂漠は立ち入りが厳しい場所なのです。で、両軍が激しい戦闘を行ったのは地中海とサハラ砂漠に挟まれた細長い地域でして、そこは岩がごろごろの固い地面だったのです。
と、前置きが長くなりましたが、この兵士は杭を打ち込む地面を少しでも柔らかくするためにツルハシを使ったと言うことです。お疲れ様でした。
タミヤ君二人目
続いて、タミヤのフィギュアの二人目です。こちらはハンマーで杭を地面に打ち込んだ兵士です。もう汗びっしょりです。
片腕を上に上げて汗を拭うポーズに変更したのですが、それに伴いシャツの脇の下の形状をパテで変更してあります。また、肩もパテで盛り上げ、さらに肩章が浮き上がるように鉛の薄板で作り替えています。
彼は汗びっしょりなので、半ツヤで肌のつやを調節したあと、ツヤ有りクリアを所々に塗って、汗びっしょりにしました。
タミヤ君三人目
三人目は砲架の高さを調節するハンドルを回している兵士です。砲架は完全に水平に据え付けないと、砲を左右に振ったときに俯仰角まで変わってしまいますからね。これでは精度の良い射撃はできません。最終的には砲架の中央にある二つの大きなハンドルで完全な水平を取るのですが、まずは4つの足についた接地部分の高さを調節するハンドルでおおまかに水平を取ります。
それにしてもここまでレジンのフィギュアをたくさん塗ってきたので、久々のプラ製フィギュアの塗装に苦労しました。レジンのフィギュアはモールドがシャープで深いので、非常に塗りやすく、なんだか塗装が上手になったような気がしていました。
…が、まったくの勘違いと判りました(爆)。まぁ、こんなもんです。
ベースに置いてみた
3人をベースに置いてみました。いや~、良い感じです。ゴツゴツと硬そうな地面にやっとの思いで砲架を据え付けています。8.8cm砲の強烈な発射の衝撃でもびくともしないように据え付けないと、正確な射撃はできません。高性能な高射砲の威力も砲兵たちの汗と涙の運用努力がささえていたのですね。
さぁ、あと二人だ。頑張ろう!!
(全作品完成まで あと63)
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