ドイツ・15cmネーベル・ヴェルファー41型 Op.171 制作開始
2009年7月11日
Category : AFV ドイツTags : ネーベル・ヴェルファー
これってプラモ?
お手つきプラモが増える中、塗装ができないので、さらに次の作品に着手します。こういう作り方はあまり私の性分に合わないのですが、しかたがありません。
第二次世界大戦でドイツ軍は数多くのロケット兵器を使用しました。有名なのはV1号V2号ロケットですが、地上兵器のロケット弾も多く使われました。撃ちっぱなし、飛ばしっぱなしのロケット弾は命中精度が低いのですが、簡単な発射装置から大きな砲弾を大量に飛ばすことができるため、かなりの威力を発揮したそうです。
このネーベル・ヴェルファー41型は3.7cm対戦車砲の足回りに15cmロケット砲6門を束ねて乗せており、それらを一斉に発射することにより莫大な破壊力がありました。
ロケットランチャーむき出しのネーベル・ヴェルファーは薄っぺらな発射筒やその周囲の機器類のためにインジェクションキットとしては精密な再現は困難であることは容易に想像できます。そして今回エッチングパーツでおなじみのライオンロアが、真鍮の筒やエッチングパーツ、レジンパーツ、そしてインジェクションプラパーツを組み合わせて、このネーベル・ヴェルファー41型を精密に再現しました。
箱の中を見てもパーツの大部分は金属製で、キンキラキンです。砲架はかろうじてプラモって感じがするのですが、肝心の砲の部分はとてもプラモとは呼べそうもありません。プラモ日記の名称を変更する必要があるかもしれませんね(笑)。
ロケット砲の組み立て
あっさりとこの写真を載せていますが、実はもうこれは汗と涙の結晶なのです。なにしろこの6本の筒をまとめただけのランチャーに使われているパーツはなんと247個にも上ります。
すべての筒の中にはまずレールのような物が3本ずつ入ります。これは長さこそ筒と同じ長さの41mmあるのですが、幅が1.1mmくらいしかありません。これをさらに細長く半分の所から折り曲げなくてはなりません。
この作業はエッチングベンダーでは不可能で、エッチメイトもしくはこれに準ずる道具が必須となります。わたしは小型のエッチメイトの偽物を持っていますので、これを使ってなんとか曲げることが出来ました。
さらにこのレールを留めているボルトが1本つにき10個ずつあります。これを筒の外側に貼り付けていきます。これが10個×3×6で180にもなります。いずれもかなりパーツに余分が入っているので、少々飛ばしても平気ですが、細かな作業に目がくらくらします。
(全作品完成まで あと61)
今日は電気工事が入って、OAフロアの下に100VとLANケーブルを敷設してもらいました。工事を覗いたりしながら一日かけてやっとここまで作れました。さすがに疲れましたね。明日は足りないオフィス家具を物色に行ってきます。
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