ソビエト・快速戦車BT-7 その8 完成!!
2010年3月20日
Category : 完成 AFV ソビエト連邦Tags : BT-7
ウエザリング
表面処理に手間取っているジンベエ君は置いておいて、先にBT-7をフィニッシュさせます。まずはウオッシングです。薄めたエナメルの焦げ茶(今回は黒に近い)で軽くウオッシングし、さらに油彩のローアンバーやセピアで雨だれの跡を描きます。さらにボルトの周囲や溝に墨を流し込みます。ボルトやリベットは頭まで真っ黒になってしまいますが、ドライブラシをするのでかまいません。それよりもあまり薄くしすぎると影色が広がりすぎるので、そちらの方が困ります。
ドライブラシは3段階。今回は特殊な色だったので、スタートの色がタミヤエナメルに存在しません。しかし少々違っていてもそれほど気にする必要が無いこともよくわかりました。リベットやボルトの頭はしっかりと明るい色になるようにします。これでリベットのボコボコがよく目立ちます。
泥汚れはいつものようにピグメントをアルカリ溶剤で溶いて塗りつけます。重曹で下地が作ってあるので厚塗りは必要ありません。経済的ですね♪溶剤を垂らしてぼかしたり、さらに異なる色のピグメントを粉のまま塗ったり、ブラシでこすったりして表情を出していきます。
転輪のボルトの周囲に油彩のセピアを流してボルトを目立たせます。ピグメントが塗料の大部分をすってしまうので、かなり濃いめにやっても変化は少ししか有りません。流しては乾かし、効果を確かめながら気に入るまで繰り返しました。
チッピングはいつものスポンジチッピングです。この手の色の車輌はチッピングが非常に目立つので、あまりやり過ぎないように注意しました。
完成と思いきや…
さあ、出来た!!フィギュアを乗せてみよ…と思ったのですが、大変な事態が発覚しました。というか実はちょい前からわかっていたんですけどね。写真のフィギュアの右腕なんです。
いや、別にマスターボックスのフィギュアの腕が気に入らないなんて生意気を言うつもりはありません。このフィギュアセットはすばらしいできで、完璧にフィットしていたのです。
ところがこの右腕の肘から先が見あたりません。一体全体どこへ…
泣きながら探してもまったく見付かりません。というか、いつから無いのかもすでに不明です。
てなわけで、手持ちの腕を使って自作しました。0.5mmの真鍮線で軸を打ち、ジャンクパーツから見つけた合いそうな手を取り付けます。肘の部分はすっぱりと落としてあります。これで真鍮を曲げれば自由な形になりますから、運転手の腕を両手でガッチリとつかませることができました。
デューロパテで肘を造形しておきました。まぁ、出来はあんまり良くありませんが、あまり見えないところなので大丈夫です。後は色を塗るだけです。
完成!!
例の腕はまだ塗ってませんが、 写真ではあまりわかりませんよね。とりあえずBT-7としてはこれで完成です。フィギュアの腕はジオラマを作るまでに塗っておきましょう。
シチュエーションがなかなか決まらなかった為途中で作業が中断していましたが、なんとか完成しました。このフィギュアセットを使いたかった為に作ったような戦車です。この後ジオラマに組むのですが、どんな風になるかはまたのお楽しみ♪
左の第1転輪と誘導輪をやられて立ち往生したBT-7です。4人の戦車兵が脱出しています…アレレ…
BT-7ってたしか3人乗りだったような…
どうしよう…
(全作品完成まで あと66)
3月の月初の在庫数が66だったので、これでなんとか在庫の増加は防ぐことができました。もう一つ完成させて、アレでも買うか。
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