Walhai(ジンベエザメ) その3 波
2010年7月23日
Category : ジオラマTags : LWSジンベエザメ
履帯の弛み
さて、いよいよ水面の表現に入ります。その前にちょいとおさらいを・・・
通常戦車のプラモでは履帯の上を垂れさせるわけですが、水面に浮いているLWSの場合は下側(接地側)が垂れ下がることになります。 重く垂れ下がった履帯がゆるく弧を描くために、両端の転輪は逆に持ち上げられてしまいます。さらに内側の転輪は垂れ下がった履帯から離れて宙ぶらりんになっていると想像されます。そしてその逆に上部転輪の上では履帯はピンと張っています。
とまぁ、こんなのは私の想像なんですが、おそらくそれほど違っていないと思います。内側の転輪がハの字型に垂れ下がっているのですが、その角度はまったくわかりません。キットではその気になれば二つの転輪がくっつくまで下げることができるのですが、実際にはストッパーかなにかで、適当な角度で駐まったんじゃないかと思います・・・まったくの想像ですけどね。
マスキング
水面のアクリル板にジェルメディウムを塗る前に、他の面をマスキングして保護します。ホームセンターで買った広い範囲をマスキングするシートの付いた両面テープが活躍です。世の中にこんな便利な物があるとは知りませんでした。とはいえ、プラモで使うことはまずないでしょうけどね(笑)。
ジェルメディウム
これが今回用意したリキテックスのジェルメディウムとモーリンの水泡表現素材です。水泡表現素材はメディウムに混ぜて白波を再現するのに使います。まずは透明な波の部分からつくりますから、ジェルメディウムだけを塗りつけます。
波の形を想像しながらざっと塗ってみます。堅めの筆を3種類ほど使って波を作っていきます。硬化にはかなり時間がかかりますから、波らしく見えるようになるまで何度でも塗り直しができます。試行錯誤しながら少しずつ形を作っていきました。
船の後ろはスクリューからはき出される水流で盛り上がります。そこで流れの筋目を付けながら厚く盛り上げてみました。
船首では船体が水面を切り裂いていますから、大きく盛り上がって斜めに流れていきます。初めのうちは波とは似てもにつかぬ形をしていたのですが、やっているうちにだんだんとそれらしくなっていきました。
昨夜の10時ごろの写真です。やっと造形が終わりました。薄く塗った部分は固まりかけていますが、厚塗りの部分はまだ塗りたてと同じくらい柔らかいままです。
すでに白波が立っているように見えますが、丸一日程度おけば完全に透明になるはずです。
翌朝
どうなったか心配で、朝起きたらすぐに見にいきました。水面の平らな部分は、ほぼ固まったようです。キレイに透明になっています。
ですが白っぽくなっている部分はまだ柔らかく、特に船体に近い盛り上がった部分はまだ変形してしまうので、触らないようにします。
実は今晩白波を付け、一気に完成させるつもりだったのですが、もしかしたらもう一日置く必要があるかもしれませんね。
(全作品完成まで あと78)
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