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イギリス・歩兵戦車チャーチルMk.3 その6 完成!!

Category : 完成 AFV イギリス

Scale : 1/35 Maker : AFVクラブ Post : 236-6

チャーチルMk.3 ウオッシング

チャーチルMk.3 ウオッシング

ウオッシングを行います。この写真は片側だけウオッシングをした状態です。キレイな新車状態だった戦車が使い込まれた戦車に変わります。そしてリベットやボルトやパネルラインもくっきりと見えてきます。

チャーチルMk.3 ウオッシング

チャーチルMk.3 ウオッシング

全体のウオッシングが完了した所です。ウオッシュ液は焦げ茶色を使っていますから、色味が全体に赤っぽくなります。最初の塗装の時からこの仕上がりのイメージをして調色するのですが、実際に終わってみるまでドキドキですね。

チャーチルMk.3 ドライブラシ

チャーチルMk.3 ドライブラシ

ドライブラシはイエロー、グリーン別々にタミヤエナメルで3段階施した後、最後はアイボリーで全体に軽くかけます。グリーンはイエロー部分となじみをよくするために、最初はイエロー部分の色を混ぜて明るくしました。

チャーチルMk.3 砂埃

チャーチルMk.3 砂埃

アルコールにピグメントを薄く溶いて、入り隅に流し込みます。これでたまった砂埃を表現します。足回りに使ったよりは少し明るめのピグメントを使ったのですが、少し明るすぎたかもしれません。この作業は程度に差はつけますが、砲塔の一番上の天板まで行います。

チャーチルMk.3 OVMや排気管の仕上げ

チャーチルMk.3 OVMや排気管の仕上げ

OVMや排気管はさび色のピグメントを泥状に溶き、塗りつけます。排気管は乾いてもそのままで粉っぽく仕上げ、OVMは綿棒でこすって削り落とします。今回はスコップとバールの先っぽに銀色をドライブラシしてみました。

チャーチルMk.3 足まわりの汚し

チャーチルMk.3 足まわりの汚し

履帯など足回りはMIGピグメントのアフリカンアース、ヨーロピアンアース、ドライマッドなどをランダムにこすりつけてあります。ベースにしたのはアフリカンアースですが、これは少々赤すぎって感じがします。
ピグメントが乾いたら堅めの筆で削り落とし、履帯の地面との設置部分に銀色をこすりつけます。そのとき筆を使うと奥まで届いてしまうことがあるので、コピー用紙などに塗ってこすりつけると、接地面だけに付きますよ。銀色はクロームシルバーではギラつくので、私は渋めのチタンシルバーをよく使います。

完成!!

イギリス・歩兵戦車チャーチルMk.3 1/35 AFVクラブ

イギリス・歩兵戦車チャーチルMk.3 1/35 AFVクラブ

チャーチル歩兵戦車Mk.3 の完成です。並み居る砲弾を跳ね返し、どんなところでも走破できるをコンセプトに開発された歩兵たちの強い味方は、スピードも攻撃力もありませんが、その丈夫さにおいてはまさに漢(おとこ)でした。

大きな車体ではあるけれど、細部にいたるまで繊細に再現されたAFVクラブのチャーチルは素晴らしいキットですね。現在もゆっくりではありますがシリーズ展開がされています。ドイツ戦車に比べるとキットに恵まれない連合軍車輌です。是非とも充実させてもらいたいものです。

チャーチルMk.3 シャーマン2と並べてみた

チャーチルMk.3 シャーマン2と並べてみた

チョイと前に制作したシャーマンMk.2と並べてみました。どちらもエルアラメインでの車輌を再現したつもりですが、シャーマンの時のグリーンが鮮やかすぎたので、今回は黒っぽくしてみたのですが、やっぱりこちらのイメージが良いですね。
それにしても、シャーマンって中戦車ですからあまり大きなイメージはないですよね。で、一方チャーチルというのは巨大な戦車って思い込んでいたのですが、こうして並べてみると案外シャーマンの方がボリューム感がありますよね。

複雑な形状のフェンダーも非常に繊細に再現されています。何個ものパーツにわかれていますが、丁寧に合わせればキッチリと合いますよ。どうですこの勇姿。戦車はこの角度が一番カッコいいですね。これだけの精密さがほとんど素組ですから嬉しいですよね。唯一のディテールアップ箇所は前のフェンダーの荷物かけのフックだけです。サスペンションは金属製のコイルスプリングが仕込まれており、実車同様に可動します。どうですか、この精密さ。リアの泥かきをつっているスプリングも素晴らしいモールドで再現されています。6角ボルトのヘッドもシャープでしょ。前面装甲板の厚さはハッチの厚さからわかりますよね。その横にはさらに増加装甲が施されています。砲塔です。サーチライトはクリアパーツ、直接照準器(だよね?)はエッチングパーツが用意されています。

(全作品完成まで あと94)

この記事は i-modellers 第2号に掲載された記事を再編集したものです。

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