« »

ロッキード・P-38Gライトニング ブーゲンビル その5 完成!!

Category : 完成 飛行機

Scale : 1/48 Maker : ハセガワ Post : 255-5

仕上げ

P-38Gライトニング

スミ入れ

墨入れを行います.エナメルのフラットブラックとフラットブラウンで作った焦げ茶色を筆でパネルラインなどに塗ります。そりゃもう適当で、はみ出し何て全然気にしません。ただし、写真のようにちゃんと乾くまで待ってくださいね。そして乾いたら平筆に溶剤を染ませて拭き取っていきます。

P-38Gライトニング

拭き取り

機体の上面はこうなりました。

P-38Gライトニング

拭き取り

スジ彫りにキレイに墨が入っています。
おっと、垂直尾翼に塗った銀が溶け出してしまいました。エナメル系で塗ったことを忘れてました。ちゃんと保護しておかなくてはいけませんでした。後で修正をします。修正は溶剤で銀を拭きとって行います。オリーブを重ね塗りするより簡単でキレイです。

P-38Gライトニング

車輪は薄めたスミを流しただけ

車輪などは墨を流してそのままにしました。

P-38Gライトニング

スミ入れ完了

墨入れ完了です。この後機体上面を油彩で白っぽくフィルタリングをしようかと思ったのですが白がスジ彫りに残ってしまい、かえって変なことになってしまいました。退色表現や光の表現で明度差のグラデーションを欠けたい場合は墨入れの前に行い、ラッカークリアで保護してから墨入れに入るべきでした。このあたりは完全に経験不足ですね。

P-38Gライトニング

翼端灯の塗装

くよくよしても始まりません。残った作業を行って仕上げてしまいます。
まずは翼端灯です。銀を下地に塗りその上にクリアを塗ります。裏面にもありますから忘れないようにね。

P-38Gライトニング

キャノピーのデカール貼り

注意書きのデカールをキャノピーの枠に貼ります。

P-38Gライトニング

プロペラのツヤの調整

エナメルのクリアにフラットベースを混ぜたつや消しクリアをつくります。フラットベースはいれすぎると乾くと真っ白になるので、ちょうどいいつや消し加減になるようになんども調整しなおします。もちろんキットではなく別のところで確かめます。

ちょうどいいツヤの状態の塗料が調合できたら筆塗りでプロペラに塗ります。これでプロペラだけつや消しにできました。

完成!!

ロッキード・P-38Gライトニング 1/48 ハセガワ

ロッキード・P-38Gライトニング 1/48 ハセガワ

これにて完成です。何も手を加えず、キットのまま完成させました。いわゆる素組みってやつです。ただし機種にいれたオモリだけは自分で用意しましたけどね。

前から作りたいと思っていたP-38ライトニングです。今回の特集の内容が決まったときに真っ先に手をあげました。本当は銀色の機体がよく似合うと思うのですが、P-38が活躍したのは太平洋ですからね。こんなオリーブの機体もいいんです。

私は1/48の米軍機はこれで3機目なんですが、P-47サンダーボルト、P-51マスタング、P-38ライトニングといずれも陸軍機ばかりです。特に意識していたわけではないのですが、これらのスタイルを単純にカッコイイと思っていただけなので、当時のアメリカ陸軍の戦闘機を設計していた方々と嗜好が似ているんでしょうね。

ひととおり制作が終わってみて、飛行機の制作にも多少は慣れてきたようなきがしたのですが、まだまだ経験を積まなければいけないことばかりです。主にAFVばかりつくってきましたが、1/48の飛行機は手軽なのでもっともっと作りたいですね。でも完成品を置く場所がありません・・・

P-38Gライトニング

機体の下を見るための鏡

キットの残りのパーツを整理して気づきました.エンジンの入っているあたりの横に飛行中に下を見るための鏡が貼ってあるのですが、これがキットにシールで付属してきていまして、これを貼るのを忘れていました。翼の下の増槽がぼんやりと写っていますよね。捨てちゃわないでよかった・・・

双胴の悪魔と呼ばれたのですが、2つの胴体の間にコクピットが収まる小さな胴体がもう一つ付いています。境界のはっきりした迷彩塗装はマスキングテープでマスキングをして塗り分けました。どうですか美しいスタイルですね。一つずつの胴体がほっそりと作られているため、非常にスマートに見えると思いませんか?尾輪が無いため現用のジェットのように前に小さな車輪があります。そのため機首に40gのオモリを入れてあります。キャノピーは形が複雑で、きっちりと組むために接着してしまいました。コクピットは最低限の塗り分けですが、そのおかげであまり気になりません(笑)。機体の裏側です。長距離を飛んで山本長官機を待ち伏せしたのですから、機体の下には増加タンクだけがつけられていました。爆弾は必要ありませんからね。

(全作品完成まで あと96)

この記事は i-modellers 第5号に掲載された記事 を再編集したものです。

 

関連するコンテンツ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

« »