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ドイツ・15cm自走重榴弾砲フンメル後期型 その13 完成!!

Category : 完成 AFV ドイツ

Scale : 1/35 Maker : サイバーホビー Post : 267-13

足回りの汚しと組み立て

フンメル後期型

車体下部の汚しと履帯の取り付け

履帯や車輪、そして車体とパーツ毎に別々に汚します。今回はカステンのミリタリーピグメントを使い、真ん中の色味のピグメントをアクリル溶剤で泥状に溶いて塗りつけ、乾く前に薄い色と濃い色のピグメントを粉のまままぶしました。

ピグメントが乾いたら堅めの筆でこすって落し、残ったピグメントに溶剤を垂らしてぼかしたりしました。乾いた泥が付いている感じにしたかったので、ピグメントはあまり残さないようにしています。

汚しが終わったら、帯はすれて金属光沢が出ている部分に銀ブラシをします。そして最初に起動輪と誘導輪を履帯に接着してそれを車体に接着します。

フンメル後期型

転輪は後からはめる

転輪は両サイドから順に履帯を広げてはめていきます。先に中央部分をはめたり後ろから順にはめたりして、最後が端になったりすると履帯はあまり伸びませんから、はめられなくなります。

上部転輪はこのままではガイドホーンが邪魔ではめることが出来ません。とはいえ、ガイドホーンを切り飛ばしてはいけません。上部転輪の軸を半分ほど切り、わずかに残るだけにしてやれば、斜めから差し込むことが出来るようになります。こうして上部転輪もはめ込みます。

ドライブラシ

フンメル後期型

ドライブラシ

エナメルでドライブラシをします。自家製のダークイエローはタミヤですとダークイエロー、デザートイエロー、フラットホワイトを適当に混ぜて近い色を作ります。まったく同じじゃ無くても全然大丈夫なんですね。

この色をスタートに色が付くかどうか分からないくらいうっすらと塗り重ねていきます。塗料の濃さはエアブラシで吹くくらいまで薄め、筆につけたらティッシュでしっかりぬぐってからキットにこすりつけます。

次第に白を加える量を増やしながら4段階ほど行います。色が白くなるにしたがって塗る面積はどんどん少なくしていきます。

そしてこうなりました。エッジやリベットの頭なんかは迷彩塗装が禿げた見たいになってちょうどいいですね。実車でもこういった飛び出た部分はまっさきに禿げるみたいですからね。

チッピングと土埃

フンメル後期型フンメル後期型フンメル後期型

タミヤのエナメルを使ってスポンジでチッピングを入れます。適当にスタンプしてるだけなんですが、なるべくメリハリを付けるようにだけは注意しました。

最後に土埃が隅っこにたまってる状態を表現するために、ピグメントをアクリル溶剤で薄く溶いて流します。

乾いたら筆に溶剤を染ませて余分を拭き取ります。塗ってない所との境目はあまりハッキリしないようにぼかしてやります。

完成!!

ドイツ・15cm自走重榴弾砲フンメル後期型 1/35 サイバーホビー

せっかく戦闘状態にしたかったのですが、フィギュアが不採用となってしまったので、これで完成です。大きな広い装甲版に迷彩塗装がよく映えます。紅白しましまの剽悍も良いアクセントになっています。これだから榴弾砲搭載の自走砲はやめられません。15cm重榴弾砲sFH18を搭載した自走砲があまりないのは残念ですよね。

フンメル後期型

フンメル後期型

エッチングパーツの使用量もほどほどで組みやすく、それでいてちゃんと精密に再現されています。戦闘室の装甲版のエッジは十分に薄く、エンジン冷却用のスリットはプラの一体パーツなのに十分に薄く精密です。まさに期待通りのキットでした。

残りの初期型、極初期型のフンメルは少し古いキットなのでこうは行かないかもしれませんが、いずれ全部完成させたいですね。

無線手席も前に張り出しているのが後期型の特徴です。真横から見た姿です。天をにらむ15cm重榴弾砲は迫力満点です。大きな砲身はアルミ製で、内部にはライフリングの溝も切られていますが、まるで見えませんね。砲尾です。最近のドラゴンの大砲キットはAFVクラブほどでは無いのですが、とても精密に再現されています。ここまでやってもらえれば十分ですよね。車内にはやや多めのチッピングを入れてあります。ちょっと多すぎましたか(^_^;)砲弾ラックやその中の砲弾もちゃんと再現されるので、あえて蓋を開けてみました。戦闘状態を作りたかったのですが、後期型に合う砲兵のフィギュアが無かったので断念しました。

(全作品完成まで あと87)

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