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地球深部探査船ちきゅう その2 船体

Category : 艦船

Scale : 1/700 Maker : バンダイ Post : 291-2

地球深部探査船ちきゅう

船首の穴を開口

バンダイのスナップキットは、いつもはまず全部組み立ててしまってから再度バラして塗装するのですが、今回は細かなパーツやよく似た形のパーツが多いので、塗装しながら組み立てていく方式としました。その方が無難です。

船体を塗装する前にちょっとしたプチ改造をしました。船首のロープとかを通す穴を開口しました。一番細いバードリルを使ってドキドキしながら穴を開けます。少しゆがんでしまいましたが、まぁ、なんとか全部開けることができました。

地球深部探査船ちきゅう

船体のマスキング

真っ白な船体の地球ですが、船底は普通の船と同じ赤い艦底色です。ですがもう一色、喫水線に青いラインが入っています。キットではシールが入っているのですが、残念ながら水貼りのデカールでは無く、紙のシールです。そこでマスキングして塗分けることとしました。マスキングテープを大量に消費します。

地球深部探査船ちきゅう

船体の塗分け

船体の白は隠蔽力の強いツヤ消しの白を使います。青いラインはインディブルーにミディアムブルーを混ぜて少し明るくしています。1/700ですから空気感を考えて少し白っぽくするためです。空気は完全に透明じゃないですからね。艦底色はMr.カラーNo.114のRLM23レッドを使いました。普通の赤よりもちょっと明るく、彩度は低くなっています。

船体の塗装 地球深部探査船ちきゅう

テープを剥がすとこんな感じですね。実は少し吹きこぼれやテープがずれてたりしたので、もう一度マスキングして修正をしました。

遠くの景色は空気が完全な透明でないことから、明度は上がり白っぽくなり、彩度は下がります。すごく遠いところにある山なんかがグレーに見えたりするのを考えるとわかりますよね。

戦車なんかでもスケールエフェクトといって、この白くて色味を落とした色を調色するのですが、1/700となるとこれは相当遠方から眺めているサイズとなるので、本当はもっとグレーに近づけてもいいくらいかとおもいます。ただジオラマを作るわけじゃ無いので、あんまりやり過ぎると本物のイメージを損なってしまいますから、そのあたりはモデラーのセンスとか趣味でリアルに見える落としどころを探るわけです。でもこれが難しい・・・

地球深部探査船ちきゅう

スラスターの取り付け

艦底にスラスターを取り付けます。普通の船は効率よく進むことを最重要視しますから推進用のプロペラと大きな舵を持っています。ところがこの「ちきゅう」は精密に一点にとどまらなければいないうえ、向きも常に同じ方向を向いていないといけません。そこで艦底にはスラスターと呼ばれる向きを変えることができる小さなプロペラを6個装備しています。これをつかって自由自在にあらゆる方向に進むことができます。

地球深部探査船ちきゅう

艦底のスラスター

スラスターは急旋回をするために船首にもうひとつサイドスラスターと呼ばれるプロペラを持っています。これを入れるとスラスターは全部で7ついうことになります。

艦底に開いている四角い穴は海底を掘るためのパイプを通す穴で、ムーンプールと呼ばれています。なぜムーン(月)かというと、昔は丸い形が多かったらしいのでムーンプールと呼ばれているらしいです。

『ちきゅう』の推進装置は7つのスラスター、船体の真ん中に開く穴はムーンプール。勉強になりますね~♪

(全作品完成まで あと85)

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