ソビエト・KVビッグターレット その2 履帯の組立て
2012年12月13日
Category : AFV ソビエト連邦Tags : KV-2
トランペッターの組み立て式履帯はタミヤとかと同じで、長い連結部分はひとかたまりのパーツになった半組み立て式です。
この方式の良いところは組み立て作業がかなり楽になることと、履帯上部の垂れが最初から作られていることです。
デメリットとしては、地面が凸凹のジオラマなんかにフィットさせることができないのと、切れた履帯なんかを再現する場合に制限があったりすることです。
でももうひとつ、一つの金型で全部の履帯を成型してしまうバラバラ方式の方がコストが下げられますよね。その分モデラーの負担が増えるわけですから、バラバラ方式が多い中で、この半組み立て式を選択しているトラペとタミヤは良心的ということも言えると思います。
実際に連結してみます。まずは必要なパーツを切り出して成型しながら一列に並べます。起動輪のところで半分に分かれるように並べるといいでしょう。
全部の履帯が並べ終わったらリモネン系の接着剤を筆を使って塗っていきます。リモネン系は乾燥が遅いのですが、一度固まると接着力は強いので、履帯の組み立てにはもってこいです。私はこのためだけにリモネン系の接着剤を購入しています。
接着剤を塗って30~40分経過したころ、履帯を誘導輪にあたる部分でゆっくりと曲げていきます。そして輪っかにしたら、輪っかの端を起動輪にはめ込み、反対の端に誘導輪を付けて、そのまま車体にはめます。転輪は端から順番に付けていき、最後に形を整えます。
接着後30分以上が経過しているとは言え、履帯の接着部分は半乾きで、丁度板ガムくらいの硬さになっていますから、指でゆっくりと曲げてやれば形になってくれます。
1日放置してしっかり接着剤が固まったら外してみます。こんな風にバラバラになるので、塗装の時に楽ちんですよね。バラバラになることを確認したらもう一度組み立てておきます。そうしないと履帯の接着面が接着剤の揮発により収縮して履帯が縮んではまらなくなってしまうからです。ホントになりますよ・・・と経験者は語る(+_+)\バキッ!
(全作品完成まで あと85)
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