フェラーリ・360モデナ Op.299 制作開始
2013年4月2日
Category : 自動車Tags : 360モデナフェラーリ
1999年に登場した360モデナは3.6LのV8エンジンをミッドシップにレイアウトした21世紀のフェラーリです。フェラーリの中ではエントリーモデルに位置し、フェラーリF1の黄金期と一致したことから大変な販売台数を記録しました。
F360は優雅な曲線で構成されたクラッシック・フェラーリのテイストを持つ優雅なデザインで、私はこのふんわりとした曲線が大好きです。ですが、エンジンは可変吸気システムや可変バルブタイミングシステムなどを取り入れたハイテクマシンです。また、エンジンフードがガラス張りになってエンジンが外から見えるようになったのもこの360からです。
今回はこの360モデナをタミヤのキットで作ります。それもイエローバージョンです。赤が定番のフェラーリですが、このきれいな曲線には黄色もなかなか似合うと思います。赤い車ばかりのフェラーリのコーナーでこの黄色の360が非常に目を引きました。タミヤの黒いパッケージに黄色が良く映えます。箱を見ているだけでもモチベーションが上がりますね。
ボディの整形と塗装
カーモデルで一番時間がかかるのがボディの塗装と仕上げです。塗装そのものに時間がかかるのではなく、塗料は乾燥させるだけでなく、十分に堅くなるのを待ってから研磨しないと小傷がなかなか消えません。そのために乾燥時間はしっかりとかける必要があるからですそこで一番最初にボディを組み立てて隙間を埋めたり、パーティングラインを消したりして整形をします。
フェンダーの上には前後に長いパーティングラインが走ります。タミヤのキットはあまり目立たないのですが、よく見るとちゃんと筋が走っているので、これは丁寧に消しておきます(写真中)。
バンパーの端にある穴は裏側から別のパーツを貼り付けるのですが、ここの接着の後は実車には無いところに合わせ目ができるので、削って消しておきます。タミヤのキットはパーツの合いが非常に良いので、接着剤を多めに付けて接着し、硬化後はみ出た接着剤もろとも削ってしまえば隙間は無くなります(写真右)。
パーティングラインを消したりすると場所によっては筋彫りが薄くなってしまう部分もできます。また実際の車はドアなどは深い切れ込みになっています。そこでパネルラインをハセガワのトライツールで深く彫っておきます。完成時の見栄えがちがいますからね、ここはがんばって彫っておきます。
ボディの整形が完了したら一度タミヤのコンパウンドを使ってピカピカに磨いておきます。下地をしっかりと仕上げるとその上に乗る塗料もツルツルテカテカになってくれるからです。コンパウンドは粗目、細目、仕上げ目の3種類使いました。
コンパウンドで磨いた後は食器洗いでしっかりとコンパウンドや手の脂を洗い落とし、乾燥させます。実はここまでで作業開始から4日ほどかかっています。実作業時間はそれほど長くないのですが、やっぱりカーモデルは途中の待ち時間が長いですね。
塗装
塗装をします。使った塗料はクレオスの普通のイエロー(Mr.カラーの4番)です。エアブラシで最初は戦車を塗るぐらいの濃度でエッジを中心に吹きます。その後圧を1.5MPaまで上げて全体を塗ります。一度乾燥させてから塗膜の厚みを稼ぐために今度はやや薄めで全体を吹き、さらに濃度を薄めた塗料でタレない程度に濡らしました。これでけっこうテカテカになってくれます。
写真には写っていませんが、エンジンフードやバックミラーも塗装してあります。このまま乾燥機に入れて1~2週間程度待ちます。
(全作品完成まで あと86)
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