ティーガー1初期生産型(ズベズダ、タミヤ) カステン履帯の組立て
2013年6月8日
Category : AFV ドイツTags : ティーガー1
モデルカステンの可動式履帯は実際の戦車の履帯のように1コマずつピンでつないでいきます。実車と異なるのはピンが貫通しておらず、左右から差し込んで接着するというところです。組み立てには専用の治具を使うのですが、それよりは雑誌で読んだやり方で作ります。
ホームセンターで買ってきた長い木の板を適当な長さに切り、そこに両面テープを貼ります。両面テープは履帯のコマが留まっていれば良い程度の接着力まで粘着力を落としておきます。そしてキットに元々入っていたベルト式履帯の長さの所に印を付けて、その長さになるまでコマを並べました。使ったコマは1本あたり94コマでした。
木の板に並んだコマの左右からピンを接着します。この左の写真の不思議な光景はピンがランナーごと刺さっている状態です。接着剤が固まったらピンに付いたランナーを切り飛ばします。
全てのピンが接着できて連結が完了したら、そっと台の木の板から履帯を外します。その時ピンが抜けてしまうのが数カ所出ますが、そこは慌てずに修理します。
4号戦車とかの履帯ならばこれで作業完了なのですが、このタイガー1型の履帯は1コマに2つずつのガイドホーンが付きます。これを接着するのがまたたいそうな手間です。
このガイドホーンには裏と表があります。かなり目を凝らしてみないとわからないような違いでして、そのまま知らずに組み立ててもまったくわかりません。ですが、一応メーカーさんが裏表にまでこだわって作ってくれているので、ここはモデラーとしてその好意を無にするわけにはいきませんよね。
で裏表に注意しながらコマに貼り付けていくのですが、この裏表を見極めるのがなかなか大変で、これがガイドホーンを組み立てる時のボトルネックになってしまっています。
丁度2本近くが完成したときにはたとひらめきました。このガイドホーン、ランナーから切り離してしまったら裏表をみきわめるのが大変なんですが、ランナーに付いているうちならば簡単にわかります。Tiger1って書いてある方が表(履帯の外側)で、反対側が向かい合わせで内側になるのです。そこで履帯に塗装する色をあらかじめ裏側にだけ塗っておきました。これでランナーから切り離してもすぐに裏表が判別できます。このおかげでこの後の組み立て作業は大幅にペースアップされました。
実際に履帯の組み立て作業を開始したのは先週の日曜日からで、なんとか週中までにはできるかなと思っていたのですが、仕事が忙しくてプラモをいじれない日もあったりして結局まるまる1週間かかってしまいました。まぁ、途中でズベズダのタイガーを塗ってましたけどね。
(全作品完成まで あと96)
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