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イギリスSAS・ランドローバー ピンクパンサー Op.333 制作開始

Category : AFV イギリス

Scale : 1/35 Maker : タミヤ Post : 333-1

イギリス・SASランドローバー・ピンクパンサー 1/35 タミヤ

イギリスSAS・ランドローバー ピンクパンサー
1/35 タミヤ

第二次世界大戦時、北アフリカ戦線にイギリス陸軍が投入した特殊部隊のSAS(スペシャル・エア・サービス)は広大な砂漠をコンパスを頼りに走りきり、ドイツ軍の後方を攪乱し大活躍しました。戦後一旦SASは解散しましたが、植民地での動乱が増えるにつれ、暴動を抑える目的で再結成されます。

大戦中はSASはその足として米国製のウイリスジープやシボレーのトラックを使用していたのですが、60年代に入り自国製の傑作4WD車のランドローバーが登場すると、それを足として使うようになりました。

この特徴的なピンクの塗装ですが、砂漠に墜落した爆撃機が何年も発見されなかったことから始まりました。その爆撃機は砂漠の強い日差しに焼かれてピンク色に変色しており、そのため戦後何年にもわたって発見されずにいたのです。その事実から通常では非常に派手な色であるピンクが北アフリカの赤い砂の砂漠では迷彩色として非常に有効であることがわかりました。結果として全身がピンクに塗装され、そのためピンクパンサーの愛称で呼ばれました。

キットはタミヤの古いキットでしてMMのシリーズナンバーも76番です。何度も再販されているようで、私が購入したのはタミヤのオープンハウスのバーゲンの半額セールです。中学生(高校生?)の頃に作った記憶があり、懐かしさもあって購入したのですが、ずっとお蔵入りしていました。でもこのたびFacebookプラモ愛好会で「ランドローバー祭り」が開催されることとなり、手持ち唯一のランドローバーキットである、このピンクパンサーで参加することにしました。期限はゴールデンウイークの頃なので、楽勝ですね。

サクッと組み立て

シャーシの組立て

タミヤのキットですからね、サクサクと組み上がります・・・と書き始める予定で製作を開始したのですが、なにしろ古いキットです。いろいろと出てきました。

全体にパーティングラインが強く整形に手間がかかるのは想定の範囲内だったのですが、このフレームの断面が四角くなっていないのは想定外でした。

パーツのヒケが酷く、フレームの中央はほぼ全部に渡って凹んでいます。まぁ、あまり見えないところなので放置でも良いのでしょうが、せっかくなのでパテ埋めして面出しをしました。

ボディ前半分は未接着

ボディは塗装のやりやすさを考えて前半分は未接着としました。ダッシュボードの塗り分けはこの方がしやすいですからね。メーターの上に被さるサンコンパスも同様の理由で未接着です。

戦後のポリ製ジェリカン

ジェリカンは裏側が抜けているのでパテで埋めておきました。このジェリカン、大戦中のドイツ軍のモノに似ているのですが、中央での分割がなかったりとディテールがイマイチだったので、タスカのジェリカンセットと交換しようかと思ったのですが、説明書をよく読むとどうやらプラスチック製らしく、それならば中央に溶接のための分割線がないのも納得できます。そんなわけでキットのまま使うことにしました。

フィギュアの一緒に組立てサーチライトのレンズをくりぬく

キットに付属のフィギュアも同時に組み立てます。ステアリングの軸と足の間にあまり隙間がなく、ホントに入るんだろうかと心配になりましたが、無事ハンドルを握らせることができました。

荷台に付くサーチライトですが、レンズ部分が埋まっていたので、リューターにバードリルを付けてくりぬきました。シルバーに塗ってから透明の樹脂を流して固めましょう。

車載機関銃の加工

車載機銃です。弾薬ケースや空になった薬莢を入れる箱(タブン)の底が抜けているので、これもプラ板でふさぎました。また弾薬箱を支えるフレームの形状がキットと箱絵とで異なっているので、プラ板で作り直しました。タミヤも変なとこで手を抜いてますね。

ほぼ組立て完了

塗装後に取り付けるパーツ

その他のパーツも組み立てました。OVMなどは今回は貼り付けていません。塗装してからの接着でもいいですよね。パーツの整形に手間はかかったとは言え小さなキットです、なんだかんだで素組み状態で組み立て完了です。明日はチョットだけディテールアップをしてみます。

(全作品完成まで あと85)

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