フェラーリ・312T2 その6 デカール貼り前編とリアウイング
2014年5月2日
デカール貼りその1
デカールを貼ります。表面がツルツルのカーモデルではデカールは大変貼りやすいですね。特に今回は丈夫なカルトグラフ製なので助かります。細いラインが多く、国産のデカールではちぎれたりよれたりしてこのエアインテーク周囲の細い線などはまともに貼る事が難しいのですが、丈夫なカルトグラフなら大丈夫です。
カルトグラフデカールはさらに隠蔽力が高く透けにくいので、カーナンバーの白もキレイに発色してくれています。ただ、さすがにグリーンとレッドの細いラインが下に来ると、少し透けたので、ゼッケンの下の部分だけラインを切り取りました。
車体上部のエアインテークは塗り分けでは無くデカールでも再現できるようになっているのですが、ここはマスキングをして塗分けました。しかし側面のエアインテークは中に細いラインが入るので塗り分けはかなり難しくなるので、デカールでの表現を選択しました。
この車体側面はパネルラインが縦に走っており、少し厚いカルトグラフのデカールを完全密着させるために秘密兵器を使いました。いつもならマークソフターを使うのですが、プラモ仲間に教えてもらった方法です。
Mr.水性ホビーカラーの溶剤をデカールの上から塗ると、デカールがすこしふやけてしわができます。このあたりはマークソフターと同じですね。そしてそのままそっと乾燥させるときわめてピッタリとプラの表面に密着してくれます。強力マークソフターって感じです。弱いタミヤのデカールには使えそうもない方法ですが、カルトグラフにはきわめて効果的です。
この部分にはスポンサーのシールが付くのですが、これはまた明日の作業になります。
リアウイング
エッチングパーツセットに入っていたリアウイングの翼端板ですが、一生懸命塗装していよいよデカールを貼る時になって形が違うことに気づきました。モナコGPではこの丸い形だったのですが、どうやら日本GPのころには角のある四角形に変更になっているようです。
キットにはプラパーツで翼端板が用意されているのですが、結構分厚く、エッチングパーツの翼端板を見てしまったらかなり見劣りします。
そこで形が単純なのを活かして、自分で作ることにしました。ウイングを留めるためのダボはプラパーツからそぎ取って貼り付けたのですが、この位置決めが一番難しかったですね。
ウイングはメッキパーツで用意されていたのですが、実車のウイングはアルミの削り出しで未塗装です。クロームメッキでは少し輝きすぎるのと、ゲートや押し出しピンの跡を処理したかったので、思い切ってメッキを剥がしました。キッチンハイターに付ければあっと言う間に溶けちゃいます。あとはこれをどの銀色で塗るかですね。
(全作品完成まで あと86)
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