F-4Bファントム VF-111サンダウナーズ その10 汚し
2014年5月22日
Category : 飛行機Tags : F-4ファントムアメリカ海軍
超音速で飛行するジェット戦闘機は非常に機体が汚らしくすすけています。実際に汚いのではなく、雑巾でキレイに拭いても黒ずんだ汚れが付いているようで、このあたりは雨だれや埃で汚れるAFVとは違うところのようです。今まではそんなすすけた汚れを再現するためにパネルラインに沿って影色を吹いたりしたのですが、実機の写真をよく見ると少し違います。パネルラインが黒いと言うよりもパネルラインの少し内側が汚れていたりします。そこで雑誌に載っていた方法で汚してみるのですが、これがなかなかセンスを要求される作業の様で、いまひとつ自信は無いのですが、とにかくやってみて経験を積まないことには前に進みません。そんなわけで無謀にも挑戦です。
まずはパネルラインに沿ってマスキングゾルを塗っていきます。ここはキレイに下地が残る場所です。多少ウネウネとなるように塗るのですが、相手がマスキングゾルなのでなかなか思うように行きません。少しウネウネをやりすぎたかも知れませんね。
機体に書かれた国籍マークや大きな文字の周囲はあまり汚れていなかったりするので、そこはマスキングゾルでカバーします。ただし剥がすときがドキドキですね。一応デカールの上からはクリアでオーバーコートしてあるのですが、心配です。
マスキングゾルに沿って薄~くツヤ消しの黒を吹いていきます。基本色が明るい色なのでグレーの方が良かったかな・・・とも思ったのですが、黒をできるだけ薄く吹くことで雰囲気を狙ってみました。
マスキングゾルを剥がしてみました。案の定黒すぎました。コントラストがきつすぎて薄汚いを通り超えてコゲてしまっています(;^ω^)
しかたがないので、ペーパーを軽くかけて汚れを剥がしてみました。上手い具合に汚れの残り具合を調整できそうなので、吹きすぎた部分だけこすって仕上げてみました。
増槽や尾翼も同様に汚してみました。垂直尾翼は白い部分だけ汚れるように色で塗られた部分は全面的にマスキングします。
しかしやってしまいました。実はこの垂直尾翼の太陽は前半分がマスキングゾルと一緒に剥がれてしまい、手書きです。よく見ると・・・ですよね(T_T)。
翼端や裏側はこんな感じです。ホントに薄汚いですね。以前自衛隊のF4を見たときも非常に汚らしいと感じたのですが、米軍のそれも艦載機はもっと汚いと聞きました。そりゃアメリカ人は日本の自衛官ほどきまじめじゃ無いし実際に戦争をしていますから忙しいでしょうね。さらに艦載機は真水が貴重な海の上にいますからね。きっと洗わないんでしょうね。まぁ、そんなわけでこれくらい薄汚い状態で良しとします。このままツヤ有りのクリアでオーバーコートして小さなデカールの下地とします。
(全作品完成まで あと92)
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