イギリス戦車・マーク4メール その3 塗装
2014年7月21日
Category : AFV イギリスTags : マーク4
サフ吹き
サフを吹きます。いつもはグレーのサフを吹いてその上から影色を吹くのですが、今回はその工程を1回にしてみることにしました。手間が減るだけで無くむやみと塗膜を厚くするのを防げるはずです。
最近手に入れたクレオスのマホガニーサフにガイアの黒サフを同量程度混ぜ、さらに普通のグレーサフを少しだけ混ぜて明度を調整します。これでいつも使っている自家製チャコールグレーの影色と同じ色のサーフェイサーの出来上がりです。サーフェイサーの成分が普通の塗料と何が違うのかよく分かりませんが、プラやその他の素材への食いつきがよかったり、下地の隠蔽力が高かったり、小傷を隠したりというのがサフの役目なら、それを影色でしてくれれば一石二鳥ですよね。
右の写真の赤の矢印のパーツが見落としていた上部転輪です。無くてもまるで見えないのですが、そこだけ履帯が少し下がってしまうでしょうね。側板を外して入れました。
青の矢印はそこの穴が空いており、そこから起動輪の歯車が見えます。そのために起動輪を一旦外して起動輪の見える側かで塗装しました。
基本塗装
車体は明るい茶色の単色です。説明書の指示ではフラットアースとデッキタンを同量混ぜて作ります。最近購入した電子ばかりでわりと正確に計量して調色したので、ほぼこれで合ってると思います。
まずは先ほど作った基本色に影色を2~3割りほど混ぜて作った暗色で車体の下側を7割ほど塗装します。その場合にも下地のチャコールグレーのサフの色が所々まだらにうっすらと残るように塗装しました。
次に基本色で今度は上から7割ほど塗装します。側板は上から下に少しだけグラデーションになるように塗っていますが、こちらもあえてまだらになるように塗っています。要はフィルタリングによる効果をある程度基本塗装でやってしまおうという企みです。
最後に基本色に白を少し混ぜた明色を光が良く当たる部分に塗ります。スポンソンの天板や操縦席の天板、ビールレールの上の部分などです。この段階まで塗ったのが右の写真です。
こんなふうにスポンソンや駆動系のあるあたりの装甲板は外すことができます。中に軟質プラのブッシュが仕込まれているので、差し込むだけでキッチリと留まってくれます。
紅白塗装
車体の前に紅白の帯が付きます。目的は何なのかはよく知りませんが、のっぺりとした車体に良いアクセントになるので、ぜひ採用しました。
マスキングをして白サフを塗り、そのままもう一度マスキングをして赤を塗りました。表面にはリベットがボコボコたくさんついていて、これがためにあまりしっかりとマスキングできずに多少の吹きもれがでてしまいますが、そこは筆でリタッチしました。リタッチには水性アクリルの白を使いました。これならば下地を溶かしてピンク色になるのを防げますからね。
クリアコート
全体がタミヤのツヤ消しで塗られているので、非常にザラザラのドツヤ消しです。このままではスミ入れすると薄汚くなってしまうので、一度ツヤ有りのクリアでコートします。こうすることで必要以上にウオッシング塗料が残ることが無くなります。
またデカールを貼る位置にはさらに念入りにツヤ有りクリアを吹いてテカテカにしておきます。これでデカールの余白が白く光るシルバリングも防ぐことができるはずです。
このまま塗料が乾くのを1日待ってデカールを貼り、さらにもう1~2日待って次の工程に進みます。それまでしばらくマーク4戦車はお休みですね。そろそろマクラーレンM23のウレタンクリアの硬化が完了しているころなので、そちらの作業を進めようと思います。
(全作品完成まで あと89)
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