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海上自衛隊護衛艦 DD-113 さざなみ その3 船底の塗装

Category : 艦船

Scale : 1/350 Maker : ピットロード Post : 347-3

甲板のモールド消し

古いタイプの着艦マークのモールドを削り取る

古いタイプの着艦マークのモールドを削り取る

船の後部にはヘリコプターのための着艦用甲板があるのですが、そこには古いタイプのラインを描くためのモールドが付けられています。さざなみでは新しいタイプのラインとなり、そのためのデカールが付属してきています。そのため古いタイプの着艦マークのラインは不要となるので全部削り落とします。

キレイに削れたかどうかはサフを吹いて確認します。傷を付けてしまった部分はパテなどで修正し、それもサフを吹いて仕上がりを確認です。どうやらキレイに消えてくれたようです。

バウソナーのマスキング

塗装図からバウソナーのマスクパターンを作る

塗装図からバウソナーのマスクパターンを作る

艦首艦底にはバウソナーと呼ばれる丸い出っ張りがあり、黒で塗分けられます。ただこのキットでは黒で塗分ける部分にモールドが入っておらず(実艦でも当然はっきりとしたパネルラインはたぶんありませんよね)、自分で塗分けの位置にマスキングをする必要があります。

通常の工程なら先に艦底色を塗ってから、黒で塗分けるのですが、今回は穴あきのマスクパターンを上手く作る自信が無かったので、先に黒を塗ってから艦底色を塗ることにしました。

まずは塗装図をスキャナーで読み取り、これをプラモの実寸にまで拡大して印刷します。倍率は2.07倍でした。このままマスキングテープを貼って透かして切り抜けば良いのですが、そのままではマスキングテープがコピー用紙に貼り付いてしまい、剥がせません。

そこでコピーに透明なセロテープ(普通のセロテープです(;^ω^))を貼って表面をツルツルにして、その上からマスキングテープを貼ります。これをデザインナイフで型どおりに切り取り、マスクパターンとします。

このまま貼っても曲面にはピッタリとは合いませんが、丁度左右からまっすぐ見える位置はほぼこの形で正しいので、両サイドに反転したマスクパターンを貼り付け、その間を細切りのマスキングテープで形を整えながらつなぎました。

ついでに喫水線もマスクしておきます。これで一緒に塗装してしまえます。

艦底色の塗装

艦底色の塗装

艦底色の塗装

艦底色を塗ります。塗装説明書では艦底色はクレオスの艦底色をそのまま使うように指示されていたのですが、少し暗い感じがしたので(実際に艦底を見たことがあるわけではありませんから、単純に私の好みの問題です)、赤を30%ほど混ぜて塗って見ました。ところが艦底色はかなり強い色のようで、あまり色味に変化はありませんでした。配合比率を逆にした方がよかったかもしれませんね。

マスキングをはがしてみると、バッチリ上手く塗れました。実は吹きもれを防ぐために艦底色を吹く前に、マスキングの上から一度黒を吹いています。そうすることで万が一漏れても黒に黒ですからまったく分かりません。しかもその漏れた黒が穴をふさいでくれるので、次の艦底色はもう漏れません。

艦底をマスキング

艦底全体をマスキング

艦底全体をマスキング

艦底全体をマスキングします。大量にマスキングテープが必要になりますが、ここはけちってはいけません。思わぬ所から吹きこぼれますからね。ふんだんに使ってバッチリふさぎます。

マスキングテープはホームセンターで3Mのお徳用を買ってきます。これは品質はタミヤと同じで(おそらくタミヤは3MのOEMじゃないかと思います)、価格は半分以下です。種類も豊富なのでセールの時に買いだめしました。

これで船体の組み立ての準備完了です。細かなパーツがたくさん付いてからこの作業をするとキットが大きいだけに壊してしまう恐れがあるので、先にここまで済ませてしまいました。備えあれば憂い無しです。

(全作品完成まで あと87)

 

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