イタリア・重戦車P40 Op.368 制作開始
2015年5月8日
Category : AFV イタリアTags : P40ガルパン
自称(笑)重戦車
第二次世界大戦の開戦まもなく、イタリア軍もソ連軍のT-34に大いに刺激され、傾斜した強力な装甲と75mm砲を搭載した重戦車を開発します。それがこのP40重戦車です。
ただP40は残念ながら完成時にはすでにイタリアの敗色は濃厚で、ほんの数量完成しただけでイタリアは連合軍に降伏してしまいます。
イタリア軍の降伏後はドイツ軍がイタリアを占拠し、そのままP40の生産を続け、終戦までに100輛あまりが完成し、ドイツ軍によって使用されました。このタミヤの箱絵もドイツ軍によって施された迷彩塗装が描かれています。
P40は重戦車といってもその重量は24tしかなく、44tのパンターや50tのシャーマンが中戦車と呼ばれていることから、重戦車という名前はちょっと…なんですが、P40のPはイタリア語のPesante(重いの意味)であることから、重戦車と呼ばれています。まぁ、自称重戦車ってことですね。
タミヤの箱絵の迷彩塗装も大変カッコイイのですが、ただでさえ少ないイタリア軍プラモですから、イタリア軍仕様で完成させてあげたいと思います。おそらく、キットはドイツ軍によって生産された後期型でしょうから、イタリア軍仕様とは若干異なるかも知れませんが、そんなことは気にしないでいきます(オイオイ)。
キットはタミヤの製品なのですが、中味はイタレリ製です。イタレリのキットにエッチングパーツと資料の小冊子を付けた特別セットです。再販になったときに買いそびれていて、諦めていたのですが、再販自体が遅れてしまっていて、たまたまプラモ屋さんに行ったときに並んでいた最後の1箱をゲットできました。ラッキーでしたね♪
制作記はつづきをどうぞ…
シャーシの組み立て
まずはシャーシを組み立てます。シャーシはそれぞれのパネルがバラバラになった箱組です。箱組は上手く作らないと後々歪みがしわ寄せとなって襲ってくるので、最初を慎重に進めるのが肝心です。
ギアケースのにはスライド金型を使ってボルトがモールドされているのですが、金型技術があまり高くないせいか、スライド金型の段ができてしまっています。
このままパテで埋めるのは困難なので、一度ボルトを切り飛ばして段を埋めてから、ボルトを貼り直しました。その際ボルトはモンモデル製のボルトヘッドを使いました。また座金はプラ棒のスライスです。
サスペンションの組み立て
足回りを組み立てます。転輪サスのボギーは左右を貼り合わせて作るのですが、真ん中に思いっきり溝ができてしまいます。あまり目立たない箇所ですが、ここはパテで埋めておきます。
転輪は2組ずつセットになってサスペンションのアームに取り付けられているのですが、その付け根にある軸受けがまるっきり省略されています。そこでここに軸受けをそれらしく作ることにしました。
ノコギリで溝を彫り、さらに軸の穴を開けて、中にプラ棒をツッコんでそれらしい形に加工しました。
サスペンションの軸受けを押さえるボルトはモンモデルのボルトヘッドセットを使いました。これでずいぶんとらしい形になってくれました。
最近のドラゴンのキットにくらべると細部ももっさりしており、これから先が思いやられるのですが、キットには資料のミニ写真集も付属しています。コツコツと工作を繰り返して行こうと思っています。
まずは初日はここまでですね。これだけでも結構時間がかかったんですよ。
(全作品完成まで あと96)
アフリカ軍団の4号戦車D型ですが、戦車は完成してフィギュアの塗装でストップしています。実はゴールデンウイークは出かけることも多く、家族との時間を大切にしたかったので、お茶の間でできない塗装作業は一旦ストップしました。そんなわけで、4号戦車をほっぽって次の作品に手をだしてしまいました。4号戦車はそのうち再開します。
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