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キ44 鍾馗2型 その3 上反角の修正と機体の塗装

Category : 飛行機

Scale : 1/72 Maker : ハセガワ Post : 373-3

機体の塗装

キャノピーのマスキングをして機体の塗装をしました。今回の機体は全身が銀色で、しかも脚の格納庫やカウリングの内部も全部銀色なので、塗り分けがありません。こりゃ楽ちんです。ですが、塗装の前に上反角の修正をしました。

詳しくはつづきをどうぞ…

上反角の修正

上反角の修正

読者の tomboy07さんより鍾馗の簡単な図面をいただきました。そのときに教えていただいたのですが、どうも私の作った鍾馗の上反角がきつすぎるということなのです。

私は翼と胴体の間に隙間ができないようにセロテープで引っ張り上げて無理やり接着しているのですが、やはりこれでは上反角が付きすぎてしまいます。そこでせっかくなので修正することにしました。

翼の隙間埋め

一度主翼を剥がし、自然な上反角になるように修正して接着しなおしました。その後空いた隙間はパテで埋めます。これを修正するのは作業性が悪く手間ですが、そうかといって無理やり接着して隙間を無くしてしまうと言うのも、まぁ無茶な話ですよね。(;^ω^)

隙間の整形

パテが乾いたらスポンジヤスリで整形し、消えてしまった筋彫りを彫り直します。

仕上がりの確認としてサフを吹いてみましたが、なんとかキレイにできたようです。やれやれですね。

キャノピーのマスキング

キャノピーのマスキング

キャノピーのマスキングをします。マスキングはハセガワのアプリケーションシートを使います。大きめに切って貼り付け、窓の形に合わせて切り取ります。透明のシートなので、分かりやすいですね。

マスキングの完了したキャノピーを機体に接着します。マスキングに使ったシートが透明なので、この作業もやりやすいです。不透明だと接着剤を流しすぎて曇らせちゃうのが心配ですが、透明なので、ちゃんと調整できます。

機体の塗装

機体の塗装

機体の塗装をしますが、その前にキャノピーを黒で塗っておきます。これがキャノピーの窓枠の内側の色になります。

いよいよ機体の塗装です。機体は塗装図に従って銀色で塗るのですが、今回はその銀色に一工夫です。

モデルアートの今月号(2015年7月号)の特集記事にあったのですが、銀色は粒子が表面に立っているため、光沢があるのですが、これがマスキングで剥がれたり、クリアのオーバーコートで寝てしまい、金属光沢が失われるというのです。

そこで銀色の上からクリアを塗るのではなく、銀色75%にクリア25%をあらかじめ混ぜておき、クリア塗料の中に銀色の粒子を固め込んでしまおうという算段です。

実際にクレオスの8番のシルバーにツヤ有りのクリアを混ぜるのですが、少し多すぎて3:1ではなく、2:1近くになってしまいました。

仕上がりとしては、「シルバー」と「シルバーの上からクリアコート」の中間のような光沢になりました。コレでマスキングテープを貼ったり、上からクリアのオーバーコートができるのなら結構良い感じです。このまま充分乾燥させて次の工程に進みたいと思います。

(全作品完成まで あと100)

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