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12.8cmFlak40 2連装高射砲 その5 左側の照準装置

Category : AFV ドイツ

Scale : 1/35 Maker : タコム Post : 377-5

左側の照準装置

砲架ができたので次は照準装置など大砲をコントロールする装置です。さらにこの砲は高射砲なので、信管を調整する装置も付きます。今回は左側の照準装置と信管を調整する装置を作りました。

詳しくは続きをどうぞ…

照準装置と信管の調整装置

対戦車砲では狙いをつけてまっすぐ撃って、当たればその場で爆発させればいいので、最も単純な大砲となります。一方飛行機は戦車に比べるとずっと高速で移動しているので、直撃はかなり難しいのですが、その分戦車ほど丈夫じゃ無いので、近くで爆発させればOKなんです。

そこで飛行機の高度や距離を計算して、信管を発射からの時間で爆発させて、その衝撃で落とすことになります。

これらの複雑な計算は高射砲塔の指揮塔に置かれた高性能の測距儀で距離を測り、コマンドデレーケというアナログコンピューターで瞬時に発射角度や信管の爆発時間を計算し、ケーブルで数約メートル離れた攻撃塔にある4機の高射砲に伝えられます。

この信号を受けとって、砲をコントロールしているのが今回作った装置です。ドイツの技術って凄いですね。70年も昔にもうこんな高度なことをやっていたんです。

話をプラモの制作に戻しますね。今回のような大型の大砲となると、パーツの一つ一つも大きく、至る所で左右貼り合わせでパーツを作ることになります。そうなるとその都度合わせ目を消すという作業が出てくるのですが、このキットの合わせ目はエッジが甘く、またヒケや熱収縮による変形も少なくなく、修正作業が面倒を極めています。

今回も赤丸の位置でやりにくい合わせ目消し作業が待っていたのですが、読者のtomboy07さんからの情報で、この位置あった角(つの)状の突起が無い型も存在していることが分かったので、躊躇無く切り飛ばしてしまいました。目立つ場所なので助かります。

配線をディテールアップ

電気仕掛けで操作される照準装置なので、配線がいろいろと這い回っています。そのうちの1本が宙に浮いているのですが、そんな状態に成型できないので、キットでは板状になってしまっています。

これではみっともないので、ここは切り飛ばしてソフトワイヤーで作り替えました・・・と、記事を書いていて気づいたのですが、コードの入る場所が違っています。ここではなく、横の飛び出たところですよね。直しておかなきゃ(;^ω^)

復座機のシリンダー

これも修正箇所です。もはやこのプラモ日記のスーパーバイザーとお呼びしなければいけないほど豊富な情報で助けてもらっているtomboy07さんからの情報で、間違いを修正しました。

砲身の上にある筒は復座機のシリンダーなのですが、これがその上にある三角の屋根のような形のパーツに貼り付いているのが正解なんです。説明書をよく見れば分かることなんですが、勝手に勘違いして離して作ってしまっていました。

上手い具合に接着箇所が少なかったので、エナメル溶剤を流して一度復座機を外し、付け直しました。いや~、直せて良かった・・・(;^_^A

(全作品完成まで あと101)

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