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ドイツ・なりすましM10駆逐戦車 Op.385 制作開始

Category : AFV ドイツ

Scale : 1/35 Maker : サイバーホビー Post : 385-1

フォッケウルフも大詰めなのですが、デカールの乾燥待ちに次の作品の製作を開始することとしました。

ドイツ・なりすましM10駆逐戦車 1/35 サイバーホビー

今から71年前の年の瀬、1944年12月16日にドイツ陸軍は最後の大反撃に出ます。もちろん本人達はこの作戦を最後の大反撃とは思っていなかったのですが、作戦が失敗に終わったため、ドイツ軍はこれを最後に二度と大規模な作戦を展開することはできなくなってしまいました。

これが有名なバルジの戦いでして、作戦名は「ラインの守り」と言います。大量のキングタイガーを投入し、アルデンヌの森を越えて補給路の延びた米英連合軍を一蹴し、一気に連合軍の補給基地であったアントワープを奪回しようという作戦です。

その作戦の中で、ドイツ軍は連合軍の後方を攪乱するために、米国兵に扮した部隊を紛れ込ませます。これはスパイ行為に相当し、戦争においてはルール違反なため、捉えられればその場で銃殺となるのですが、親衛隊のスコルツェーニ中佐率いる部隊が決死の覚悟で米国兵に化けて戦線の奥深くに侵入したのでした。それでその時の部隊に使われたのが、パンター戦車を改造して作られた偽物のM10駆逐戦車だったのです。M10よりちょっと大きいのですが、わりと似ています。

かつてマニアはこんな車輌をパンター戦車を改造して作ったりしたものなのですが、こともあろうにドラゴンはこんなへんちくりんな戦車まで製品として発売しました。私が買ったのは再販品のようで、ドラゴンのロゴの上にサイバーホビーのロゴのシールが貼られていました。

年末と言えばバルジの戦い、バルジの戦いと言えばスコルツェーニ中佐の偽物M10駆逐戦車。ということで今年最後の作品はパンター戦車を改造してつくられた『なりすましM10駆逐戦車』を作ります。

制作記はつづきをどうぞ…

足回りの組み立て

足回りの組み立て

まずはお約束通り、足回りの組み立てからです。パンターは転輪が大きくしかも千鳥配列で重なっているため、車体の下部は全く見えないのですが、かなりの再現度で作られています。

驚くのはサスペンションアームが何種類も用意されていることです。場所によって異なるサイズのサスペンションアームが使われていたと言うこと自体ビックリなのですが、見えないのにこれを忠実に再現しているというのもビックリです。ドラゴンのこだわりを感じますね。

サスペンションは可動式にも組めますが、今回は全部同じ位置で接着してしまいました。

車輪の組み立て

千鳥配列の転輪など車輪を組み立てます。ほらね、車輪を付けるとサスペンションは全く見えないですよね。

車輪は塗装やゴム部分の塗り分け作業があるので、差し込んであるだけです。

いくらM10駆逐戦車に似せるといっても、さすがにサスペンションはドイツ風のままですよね。なんかすぐバレそうですね。(;^ω^)

履帯の取り付け

履帯を取り付けてみます。履帯は軟質プラ製のベルト式ですが、ガイドホーンの軽め穴はちゃんと開いています。

こうしてはめてみるとパッツンパッツンに見えますが、結構ダルダルです。必要箇所を転輪に接着してやれば垂れているように見せられると思います。

(全作品完成まで あと101)

 

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