Pak43ヴァッフェントレーガーその12 迷彩塗装

Pak43ヴァッフェントレーガー　その12　迷彩塗装

2016年3月31日

Category : AFV ドイツTags : 8.8cmPak43 ヴァッフェントレーガー

Scale : 1/35 Maker : トランペッター Post : 390-12

今回は迷彩塗装です。ダークイエローにレッドブラウンの迷彩塗装ですが、レッドブラウンはそのままではコントラストがきつすぎるので、基本色のダークイエローでかなり薄めています。

詳しくはつづきをどうぞ…

シリコンバリアと迷彩塗装

迷彩塗装を吹く前に車体全体にシリコンバリアを吹きます。こうすることで迷彩塗装が擦れてかすれたり剥げたりする様を簡単に再現できるからです。

シリコンバリアはすぐに乾くので、そのまま迷彩塗装に入りました。細吹きのハンドピースを使ってそれらしく適当にフリーハンドで模様を描きます。ドイツ軍の迷彩塗装は現地でクルーによって塗られることが多いので、こんな適当な塗り方でもいいんですよね。

ドイツ軍では車輪への迷彩塗装は基本的に禁止されていました。クルクルと回転する車輪に迷彩パターンを塗ると、かえって目立ってしまうというのが理由のようです。

ただ今回は塗装図に車輪への迷彩塗装が書かれていたので、それに従ってみました。待ち伏せ兵器のヴァッフェントレーガーでは車輪への迷彩は有効だったのかもしれませんね。

迷彩へのチッピング

通常戦闘室の床なんかは迷彩塗装が塗られることが少ないのですが、この車輌は床も塗られていたようです。

ドイツ兵は靴底に鋲の打ってある靴(いわゆるスパイクですね)を履いていたので歩き回る床面は傷だらけになります。基本塗装に比べて塗膜の弱い迷彩塗装はそれで結構剥げたりしたんじゃないでしょうか。そう思い、床面の迷彩塗装を堅い筆やキサゲ刷毛、竹串の先などで傷つけてみました。

防盾や砲身、車体のその他の部分にも傷を入れました。もともとブラウンもコントラストを落としているので、あまり目立ちませんが、よく見ると傷だらけです。

車輪はかなり派手に傷を入れてみました。特にボルトの頭のように飛び出している部分はほとんどブラウンを削り撮ってしまっています。

デカールの下地づくり

なんでそう思い込んでいたのか分かりませんが、このキットにはデカールは入っていないと思い込んでいました。エッチングパーツがたくさん入っていたので、最初のころそこに紛れていたのかも知れませんね。

つい先日このデカールを発見してビックリです。そこにはメーターも入っています。今さら張り替えることができるか、やってみないと分かりませんが…

そんなわけで、国籍マークと砲身のキルマークは貼ることにしました。デカールを貼る場所にツヤ有りクリアを吹いてテカテカにしておきます。

標桿の塗装

この砲は対戦車砲なので、この位置に付いている連結式の棒は砲身の中を掃除する洗桿かと思います。洗桿は掃除用の棒なので無塗装のことも多く、塗装図では鉄色で指定されています。

でも箱絵では赤白まだらに塗られており、これがまた良いアクセントになってカッコイイんですよね。この赤白棒は標桿といって距離を測るために使う道具で、主に榴弾砲に搭載されます。

デカールの下地のクリアの乾燥待ちに、対戦車砲に標桿は変なのですが、カッコイイには勝てません。赤白で塗ってしまいました。

上の写真の様にパソコンでこの長さに合わせて縞々のパターンを作り、これを棒と防盾の間に挟んで塗装しました。

パターンのガイドとなるだけでなく、塗料が下の防盾に付くのを防いでもくれます。一石二鳥ですね。

(全作品完成まで　あと　)

プラモ日記