日本海軍・戦艦武蔵 その5 完成!!
2016年4月10日
フジミの 艦NEXT 1/700 日本海軍・戦艦武蔵 が完成しました。プラモカタログの作例なので追加工作は御法度ですから、仕上げはスミイレや水の流れた跡を付けるくらいです。でも船体が大きいのでそれなりに時間がかかりました。
詳しくはつづきをどうぞ…
スミイレ
艦橋や煙突、対空武装をスミイレしていきます。スミ入れ塗料はクレオスのMr.ウエザリングカラーのマルチブラックを使いました。
凸凹が多いのであまり拭き取りができません。そこで最初から拭き取らないのを前提に薄めたウエザリングカラーを流すだけにしています。
錨は海にドボンと沈められるので錆が浮きやすいので、錨の鎖はAKのラストストリークを鎖の周囲に流しています。すこし赤っぽくなっています。
土嚢はマルチブラックではなく焦げ茶色のグランドブラウンでスミイレしています。こんな小さな土嚢の固まりなのに、一つ一つの袋がちゃんと見えます。なんかスゴイですよね。
艦尾のクレーンやカタパルトのスミイレです。カタパルトは中が抜けていないので、濃いめのスミ入れ塗料を流して、フレームの部分だけを拭き取るようにしています。モールドが深いので良い感じに黒が残ってくれました。
船体のスミイレ
船体のスミイレをします。こちらはスミを入れたい部分に塗って乾かしてから専用溶剤で拭き取ります。拭き取りは綿棒ではなく、溶材を染ませた平筆を使います。重力方向にぬぐうことで縦に水が垂れてできる縞模様になります。
武蔵は塗り直したばかりなのであまり汚れていないはずですが、それでも海に出ればすぐに錆が浮いてきます。錨など海水が良く流れそうな部分にはAKインターラクティブのストリーキンググライムやラストストリークを使って赤みがかかったスジを入れました。
完成!!
これにて フジミ 1/700 艦NEXT 日本海軍・戦艦武蔵 の完成です。未塗装でもそれなりに仕上がるキットですが、細部にまでしっかりと作り込まれたキットなので、素組みでも塗装して仕上げるだけでここまでになります。
もともと異なる色ごとに別々のパーツになっているので、塗装するにしても非常に楽ちんです。そのうえ艦船模型は色プラ成型がやりやすいジャンルなんだということがよく分かりました。今後はこれが主流になってくれるとうれしいですね。ただパチ組にこだわらずに接着剤をOKとすれば、マストなどはもっと繊細に作る事が出来るようになるので、さらにキットのクオリティが上がると思います。
黒い甲板に白い船体、これを受けてゲームの艦これでは武蔵さんは浅黒い肌の色に銀色の髪をしているそうです。なかなか凝ってますよね。
さて、武蔵とそっくりな大和ですが、甲板や船体の色が異なるということで作って並べてみるのも面白そうです。艦NEXTではないのですが、フジミの大和は持っていますからね、近々作りましょうかね。
追加の作業
実はこのキットには対空砲の砲弾ケースが何十個も入っています。説明書には適当な箇所に配置してくださいと書かれているのですが、艦船に詳しくない私には適当というのが一番困ります(;^_^A
ところが先日視察で訪れた広島で大和ミュージアムに寄りました。そこでこの砲弾ケースが甲板上に置かれている様を見てきて、なんとなく適当の感覚をつかんできました。せっかくなのでその時撮影した写真や受けた印象を元にまさに「適当」に配置してみました。雑誌の写真撮影に間に合って良かったです。
梱包
こんな風に梱包しました。船底が平らなので、発泡スチロールを段ボールの箱の中に敷き、武蔵を入れ、両サイドから発泡スチロールの板で挟み込んで固定しています。
上に跳ねるのを防ぐために甲板に渡したスタイロフォームで押しつけています。今回は手すりが無いのでこんな留め方ができるのですが、手すりがあったらどうしましょう・・・(;^ω^)
(全作品完成まで あと99)
うーん、あっという間に完成って感じですね。これなら職場の宿直の時にも制作できそうな気がします。武蔵、バンダイのSWシリーズなど高精度のスナップキットがどんどん出てきて嬉しいです。根生さんの記事を参考にどんどん作りたいです。まずはキットを買わなきゃ…。ありがとうございました。