ソビエト・T34/76戦車 1943年型 その3 ドライブラシに挑戦
2005年4月28日
Category : AFV ソビエト連邦Tags : T-34
今回初めてドライブラシというものに挑戦してみました(ちょっと大袈裟)。ドライブラシと言うのは、基本の色の彩度を落としながら明度を上げた色を調合し、筆の穂先にちょっとだけ塗料が残るようにした筆で、ガサガザとこすりつけるように着色します。模型の角の部分とかのハイライトになる部分を色を5段階ほどに変化させながら少しづつ着色することにより、細部のディティールをはっきりさせ、リアリティを増そうというものです。
被験車は2台同時進行で製作中のT34/76戦車。迷彩塗装がない分工程がひとつ少ないので物足りなかったのでちょうど良かったです。
まずは準備、エナメル系のダークグリーンとフラットホワイトなどを用意します。ドライブラシには乾燥の遅いエナメル系が良いそうです。そして、下塗りにはエナメル塗料に対して耐性のあるラッカー塗料で塗るのですが、エアブラシでラッカーシンナーを大量に撒き散らすかと思うと気絶しそうになるので、セオリーに反して水性アクリル塗料で塗りました。水性アクリル塗料の溶剤はアルコールなのでへっちゃらです、と言うより好きです。(+_+)\バッキッ!
では第1段目です。ダークグリーンに少しだけフラットホワイトを混ぜて抹茶のような色にします。これを筆につけて、それをティッシュで拭き取り、ガサガサと塗っていきます。なんだかほとんど変化がありません。なんとなく色が付いているのかな?って感じです。
そして2段目。もう少し白を加えてうぐいす色にします。グラデーションのようにするために、1段目よりは少し狭い範囲に塗るために、筆もちょっとだけ細くしました。そしてまたガサガサとやっていきます。
お~!なんからしくなってきたぞ。車体の角とか細かなパーツやリベットなどのディティールがはっきりしてきました。
さらに3段目。さらに白を加えて、かなり白っぽい色になります。こんな色塗っちゃって大丈夫かいな?と不安になります。筆につける量をさらに減らして、よりドライにします。そしてまたガサガサと。ますますらしくなってきます。鋳造で作られた砲塔の表面は鋳物特有のざらざらした感じなのですが、(キャンプ用品のダッチオーブンが鋳物です)このザラザラが強調されてすごく鋳物っぽいです。写真ではわかりにくいかも。
そして4段目。もうほとんど白です。今度は本当にハイライトにしたい部分だけをちょっとだけカサカサと行きました。本来なら5段階ぐらいでするそうですが、これで終わりです。お疲れ様でした。と勝手に止める。(オイオイ)
2台を塗り終えてやれやれと思った時、息子が自分のT34もドライブラシをして欲しいと言ってきました。息子のT34は息子が組み立てたものをダークグリーンでエアブラシしただけのものです。新車の戦車です。これもお父さんのみたいにカッコよくしてくれということです。カッコいいとおだてられては後に引けません。もう一台追加です。ついに作業は深夜に及びました。あ~眠!
そして、T34/76は戦車兵とアクセサリーパーツを残すだけとなったのですが、なんと3台同時進行になってしまいました。まぁ、戦車兵は息子には作れないのでお父さんが作ってあげることになっていたので、戦車兵を3セット9人作るのは想定の範囲内でしたが・・・
(全作品完成まで あと35)
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