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アメリカ・M3リーMk.1中戦車 その6 完成!!

Category : 完成 AFV フィギュア アメリカ

Scale : 1/35 Maker : タミヤ Post : 14-6

ヘッドライト

ヘッドライトのディテールアップ

ヘッドライトのディテールアップ

ほとんどディテールアップらしいことはしていないのですが、唯一ヘッドライトの工作をしました。前作のM3グラントでの反省を活かして、さらに深く広く穴を削りました。そして、直径3mmのポンチを買ってきて、透明の薄いプラ板を打ち抜きレンズにしました。出来たのがこれです。

穴を彫るのがちょっと手間ですが、効果は抜群です。しっかりヘッドライトらしくなりました。

デカール貼り

M3リー中戦車のデカール貼り

M3リー中戦車のデカール貼り

終盤の最後の山はデカール貼りです。特に今回は砲塔にぐるりと白い帯が描かれています。しかもリベットや凸凹の上に容赦なくです。ここで秘密兵器のマークソフターの登場です。デカールを貼る前にマークソフターをペタペタ塗りつけ、ここにデカールをのせます。そして、綿棒で水を吸い取りながらデカールを凸凹に押し付けていきます。ソフターが足りなければさらに上からも塗ります。これは便利ですね、ちゃんと凸凹に密着しました。どうやらうまくいったようです。

仕上げと人形の制作

M3リー中戦車、仕上げと人形の制作

M3リー中戦車、仕上げと人形の制作

デカールが貼れたらチッピングやサビサビを描きます。そして同時進行で戦車兵の人形を作ります。アメリカ兵はさっぱりとした服を着ているので塗装も楽チン、装備も何も持っていないので腕を貼り付けたら終わりです。でも、これではあまりに寂しいので、今回もM3グラントの時と同様に手に持ったマイクにコードを付けました。

マイクのコードは0.2mmの真鍮線を使いました。前回は0.1mmを使ったのですが、あまりに細すぎて見えません。そこで今回は太さを2倍にしてよく見えるようにします。しかし、この細さとはいえ真鍮線ですからバネの様に弾力があります。0.2mmではさすがに言うことを聞きません。そこで、真鍮線に焼きを入れることにしました。

真鍮のような銅の合金は(純粋な銅も含めて)加熱して冷やすとふにゃふにゃになる性質があります。鉄は反対で焼入れをすると硬くなりますよね。鉄は根性があるので焼きを入れるとしゃっきりしますが、真鍮は焼きを入れると素直な良い子になります。

実際にろうそくの炎であぶってみると、たしかにフニャフニャになりました。これは使えますね。好きな形に曲げられるし、そのままの形でおとなしく収まります。大成功です。
でも、マイクに接着し、人形に持たせてみたら、戦車の蓋に隠れてほとんど見えません。ガッカリ!

完成!!

アメリカ・M3リーMk.1中戦車 1/35 タミヤ

アメリカ・M3リーMk.1中戦車 1/35 タミヤ

完成しました。アメリカ陸軍M3リーMkⅠ中戦車です。兄弟戦車のM3グラントを作ったばかりで要領がわかっていたのと、迷彩塗装が無いので基本塗装が簡単なのと、おまけの人形が一人しかついてこないのとで5日で完成にこぎつけました。

兄弟車のM3グランドと2ショット

兄弟車のM3グランドと2ショット

そして、兄弟戦車のM3グラントと並べてみました。ともに変な形なのですが、M3リーの方が旋回砲塔の上にさらに、回転するキューポラが乗っている分、さらに変な形です。車高の高さは半端じゃありません。戦車は背が高くてもなんの自慢にもならないんですけどね・・・うちの娘はこの形を見て、鏡餅みたい、って言いました。さしずめ、一番上のキューポラはみかんと言うことになります。

主砲が車体から直接生えている上に、旋回砲塔を載せて、それでも飽き足らず回転式の機関銃のついたキューポラをのせています。なんでそこまでやるの?っていうデザインで、さすがのイギリス軍も一番上のキューポラは取っちゃいました。これがM3グラントとの一番大きな違いですね。あとはフェンダーの形が少し違うのと、サイドスカートの有無、マフラーの形が違いました。でもそれ以外はまるっきりおんなじです。おかげでサクサクと完成にこぎつけました。今回はオリーブドラブ一色の塗装なので単調になります。そこで雨や埃で汚れた感じにしてみました。ウオッシングで雨だれによる水垢汚れを表現し、さらにパステルの粉を黒、茶、薄茶の3回に分けてパタパタしてみました。今回はドロ汚れなどはごく控えめにしてあります。多少手抜きです。(+_+)\バキッ!こうして正面から見てみますと車高の高さが際立っていますね。幅より高さがある戦車っていったい・・・(~_~;)でも、この角度からならヘッドライトのディテールアップ工作の努力のあとがわかるでしょ?あの粉まみれの掘削作業を思うと、涙なしでは見れません。(ウソ)上から見た写真です。この写真の方が、鉄板がすすけた感じが出ていますね。アメリカの国旗が鮮やか過ぎますかね?真正面に描いてありますからね、本当ならドロドロのボロボロなんでしょうね。付属品のスコップや斧の柄の部分は木で出来ているのですが、今まではこれをレッドブラウンのべた塗りでした。でも今回はチョット薄めの茶色で塗ってから、濃い茶色で木目を描いてみました。まるでちゃんと描けていないのですが、これくらいの距離から見ると良い感じにまだらに見えますね。やった甲斐はあったかも。どうでしょうか?兄弟戦車を並べてみました。ヨーロッパ戦線とアフリカ戦線の車体の汚れ方の違いを表現してみたかったのですが・・・う~ん、こんなもんかな、ってとこです。模型作りは自己満足の世界です。オレ流ということでこれで良しとします。なかなか適当な背景になる写真が無くって苦労します。なら、ジオラマ作れよって言われそうですが、やったことないし・・・面倒そうだし・・・(+_+)\バキッ!今回はフランスの田園地帯を進軍するアメリカ軍のM3リー中戦車です。後ろのほうで戦闘があったようで、火の手が上がっています。その割にはこの戦車、何のダメージも受けていないのが不自然ですよね。次はバトルダメージの研究でもしてみようかな?

(全作品完成まで あと30)

 

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