ドイツ戦車 パンサーG初期型 その10 ウオッシング
2005年7月14日
迷彩塗装が済んだらウオッシングです。車体が大きいのでいつもよりも2倍ほど塗料を用意します。もちろんダークイエローが基調のカラーですからウオッシングはフラットブラックとフラットブラウンを同量ほど混ぜたものを数倍に薄めたものでおこないます。そしてそのウオッシング用塗料を平筆にたっぷり含ませてべちゃべちゃと塗りたくっていきます。
いつものように車体の下部から始めます。車体の裏、ホイールを塗ったまではよかったのですが、ツェメリット・コーティング部分にはいったら、あれ・・・あれれ・・・おいおい・・・
通常、シャバシャバのほとんど溶剤ばかりのウオッシング用の塗料は車体をスーと流れて広がっていくのですが、今回は違います。コーティングの凸凹に吸い取られていきます。まるで砂の上に水をまいているようです。準備した塗料はM3グラント戦車なら2台分を消費してもまだ砲塔は未塗装です。ツェメリット・コーティングによって表面積が数倍になったパンサーは膨大な量のウオッシング塗料を吸い込んでしまったのです。
さらになんかいや~な予感が。いくら表面積が凸凹で数倍に増えたとは言え、全てがあの車体の上に乗っかっているわけですから、結局はすごい密度でウオッシング塗料が乗っかっています。その結果パンサーはウオッシングで真っ黒です。しかも溶剤を染ませたティッシュで拭き取ろうにもコーティングが邪魔をしてうまくいきません。しつこくすれば溶剤でプラスティックが侵されて壊れちゃうかもしれません。もしかしたらコーティングがごっそりとはがれるかも・・・なんて恐怖と戦いながら、できるだけ拭き取りました。それでもいつもよりもかなり黒い仕上がりとなりました。
ツィメリット・コーティングの部分をウオッシングする時は通常よりもさらに薄い塗料を使う必要がありそうです。まぁなんとかドライブラシで出来るだけ明るくしてみますが、こうなってしまっては後の祭りですね。(ToT)/~~~
ドライブラシ、ウエザリングと全体の仕上げに入る前に、車体の上下を接着します。そのためには、キャタピラをはめる必要があるので、足回りだけ先にドライブラシを完了させます。ホイールにダークイエローからホワイトまでの4段階のドライブラシを施し、最後にキャタピラとこすれそうなエッジをシルバーでドライブラシします。次に転輪のゴムの部分を黒からダークグレー、ライトグレーと3段階でドライブラシします。これで完了!あらかじめ仕上げてあった履帯をはめて、ピアノ線でたるませます。これではれて車体の上下が接着できます。パチパチパチ・・・
さあ、次はドライブラシだ・・・
(全作品完成まで あと28)
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