ドイツ戦車 パンサーG初期型 その12 完成!!
2005年7月16日
Category : 完成 AFV フィギュア ドイツTags : パンター
パステルで仕上げ
車体下部を中心に土埃をエアブラシで軽く吹きつけます。次は本来ならパステルで調整するのですが、今回チョット裏側が明るすぎるような気がしたので調整の意味でも少しほんのりと塗ってみました。そして、限りなく黒に近いこげ茶色のパステルで影になるような部分に墨入れをするように塗っていきます。パステルはこすりつけては吹き飛ばしというのを繰り返すので、プラモの上に残るよりも部屋を汚すのに使われるほうがはるかに多いです。
さて、パステルはもともと固まりですので、これを粉にするのに私は紙やすりでこすっていました。でも紙やすりがあっという間に目詰まりするし、大量に紙やすりに残ってしまうしで、とても不経済でした。茶漉しで削るというのを聞いたので、茶漉しを買おうと思っていたら、画材売り場で便利なものを見つけました。
金魚すくいの網のようですが、細かい金網がはってあります。なにに使うのかは知りませんが、これでお皿の上でパステルを削ると100%回収することができます。もちろん目詰まりゼロで、異なる色のパステルを連続で削っても混ざりません。これでパステルによるウエザリングの作業の効率がグッと良くなりました。
次は黒のパステルで大砲の口と排気管の口を墨で真っ黒にします。さらにシルバーで大砲の口をドライブラシ。だんだんらしくなってきました。オレンジと茶色のパステルを混ぜてさびのつきそうなところに塗りつけていきます。激しいサビはパステルをエナメルシンナーで溶いてコテコテと塗ります。濡れている間は変な色ですが、乾くとボロボロのサビに変身します。そして最後にチッピングをして終了です。車体が大きいのでチッピングは時間がかかりました。途中でいやになってきて無造作につけるようになってくるので、適当なところで切り上げます。自分に気合をいれてまでもやりません。趣味は楽しくお気楽に、がわたしのモットーです。
完成!!
このキットももらい物なのですが、一緒にタミヤ純正のエッチンググリルセットも頂きました。そのためエッチングパーツを始めて使うことになりました。さらに大戦中期のドイツ戦車は吸着地雷避けのツィンメリット・コーティングというものが施されていたのですが、これも初挑戦です。その他鉛板を使ったディテールアップなど細かな部分に手をいれてみました。こうして出来上がってみるとひどいところもあちこちにあるのですが、なんだかすごく気持ちが入ってしまいます。
これで一応『ドイツ戦車パンサーG初期型 作品17』は完成です。本来なら次に作品18に行くわけなんですが、今回はこのパンサーを使ってジオラマを作ってみます。というのも、このパンサーはジオラマを作るセットと一緒にもらったもので、私にこのセットをくれた人の好意にこたえるためにもジオラマに仕上げねばなりません。次回からは初のジオラマ製作シリーズに突入です。あまり期待しないでね。(+_+)\バキッ!
(全作品完成まで あと27
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