ソビエト・T-34/76戦車 1942年型 組み立て、塗装
2005年8月12日
Category : AFV ソビエト連邦Tags : T-34
一夜にして組み立て完了
昨日製作に入ったT-34ですが、もう完成しました。一夜にして城を作った豊臣秀吉のような早業です・・・んなわけありません。(+_+)\バキッ!
実は、小学校5年生の次女がこっそりと作っていたのです。次女には一度T-34/76 1943年型の組み立てを下請けにだしたのですが、その時に自信をつけたのか、T-34ならできるということで、こんどは一人で作ってしまったのです。お父さんとのお約束条項に『お父さんのプラモを勝手に作らない』を追加しなければなりません。
小学生のレベルですから、塗装とかはできません。でもゲートとかパーティングラインの処理はそこそこできています。十分満足のいくレベルです。私と変わりません。処理のし忘れた部分はお父さんが後からハンドリューターでウィーンと削りました。これも自分で作った時もしょっちゅうやってます。(+_+)\バキッ!
T-34は他の国の戦車に比べて圧倒的に少ない部品で作られていたそうです。量産とメンテナンス性を考えて徹底的に合理化されていたのです。そのシンプルさがこの戦車の魅力なんでしょうね。そしてまたそれはそのままプラモのキットにも受け継がれています。小学生でも作れるその素直さ、シンプルさはタミヤ模型の努力もさることながら、T-34の持つ本来のシンプルさによるところが大きいと思います。本当にすばらしい戦車ですね。
真っ白に塗装
さて、ほとんど組み立てが完了しているわけですから、いきなり塗装です。今回は箱絵のとおり冬季迷彩の真っ白塗装に挑戦です。ただ真っ白にするだけなら簡単なのですが(実はそうじゃない!)、そこそこ白ペンキがハゲかけてきている状態がカッコいいのです。冬も終わりに近づいた2月か3月ごろのくたびれた冬季迷彩にしようと思っています。1942年型の戦車に冬の初めに冬季迷彩をして、年が変わって春が近づいているわけですから、1943年の2月ごろってことでしょうか。
下半分は本来の色であるダークグリーンを吹き付けました。また上半分の下のほう(ややこしい)や奥深い隙間、砲塔の下にもダークグリーンを吹き付けました。そしていよいよフラットホワイトの吹き付けです。
キットのプラスチックの色はダークグリーンです。このような濃い色のプラスチックに白などの薄い色を吹く時はサーフェイサーを下塗りとして吹いておくのが常識です。もちろんどんな場合でもサーフェイサーを使ったほうがいいのですが、私はあのラッカーの臭いが嫌いで、サーフェイサーの使用は最小限にしています。
しかし今回はそのセオリーに反して、あえてサーフェイサーを吹きませんでした。なぜかとうと、臭いから実際の戦車はダークグリーンの上に直接白いペンキを塗っていたからで、しかも冬になってから現場で戦車兵が自分で塗っていたと思われることから、そんなにキレイに塗られてはいなかったんじゃないかと思うのです。そこで私もあえて (←強調)ダークグリーンに直接白を吹きつけることにしました。
黒っぽい色に白を吹きつけるわけですから、キレイには塗れません。どうしてもところどころに下の色が透けて見えます。ここを厚く吹き付けてもいいのですが、しかし今回はこれが狙い目です。わざとこの透けた部分を残します。多少ムラになってもいいのです。いや~、リアルですね。うっとりします。わたしの高度なムラ塗り技術が生かされました。(ただヘタなだけ)(+_+)\バキッ!こんなにお手軽にリアルになるとは。冬季迷彩がお気に入りになりそうです。
ウオッシング
十分に乾かしてから(1日たってます)ウオッシングです。えっ?どうしてこんなに進みが速いのかですって?だって、中日の投手陣が阪神に滅多打ちに合って連夜の敗戦濃厚、野球中継なんて観てられません。プラモでも作って気分転換です。
下地が白ですからいつもよりもさらに薄めた塗料でウオッシングです。もうほとんど溶剤そのものです。筆洗いの壷のほうがよっぽど濃いかも。そして半乾きの状態で綿棒に溶剤をつけて上から下へと拭き取ります。隅っこにのこる黒い汚れ、表面のすすけたような感じ、雨や雪がたれて出来た水垢の汚れなどなど・・・それっぽくなってきました。
車でもそうなんですが、白い車って水垢汚れが目立ちますよね。戦車も同じですね。ウオッシングの効果が如実に出ます。写真ではわかりにくいので今回はアップで撮ってみました。やっぱりわかりにくいですかね?
さあ、いよいよハゲた感じの表現です。これが今回のヤマですね。
(全作品完成まで あと25)
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