ドイツ戦車部隊 前線偵察チーム その3 完成!!
2005年8月19日
装備品の塗装と取り付け
途中からSU-122襲撃砲戦車の塗装が割り込んできたので少し遅れてしまいましたが完成です。タミヤの古いキットでは、兵士が携行している装備品を体に接着する際に、取り付ける場所がへこんでいないため不自然な感じになりました。カバンや水筒などを体にぶら下げると、柔らかい洋服がその形にへこむのはあたりまえですが、今まではこの形に成型されていませんでした。そのため、不自然に体に浮いてくっついていました。
しかし、今回のキットではちゃんとそのあたりが考慮されていて、洋服の装備品が当たる場所がその形にへこんで成型されています。これは自然な表現になるだけじゃなく、接着も非常に容易にします。自分で体(洋服)側と装備品側の両方を合うように削ればいいのですが、装備品が当たってできる洋服のしわまで再現するのはかなり高度な技術が必要です。ちょっと私には無理かも。そんな意味でもタミヤさんには感謝ですね。
兵士の顔の色をすこしどす黒くしすぎてしまったので、肌色で上から塗って、少し修正しました。これでちょっとは顔色がよくなりました。顔を良く見るとドライバーのお兄ちゃんは若い人の顔をしています。まだ10代でしょうか。そして、指揮官のおじさんは40代の大人の渋さがでています。以前、イギリス軍の25ポンド砲を作った時に兵士の顔が全部同じだと文句を書いたことがあるのですが、顔を変えるだけじゃなく、役割や階級に合わせて年齢も表現されるようになるなんて、もう感激です。
銃を下げている兵士ですが、ちゃんと銃のスリングを握っています。スリングの上の部分がモールドされているのです。しかも銃は体に密着するように、洋服が銃の形にへこんでいるのでモールドされたスリングと銃もちゃんとくっつきます。しかし、スリングの下半分がありません。洋服にはスリングが当たってへこんでいるモールドがちゃんとされています。そこでスリングの下半分だけを鉛板で作り、洋服と銃に接着しました。洋服がへこんでいるのにスリングが洋服から浮いていては変ですからね。
キットには携行品が山のようについてきています。これをほっぽっておけば2時間くらいは早く完成したものを、まじめに色を塗って、銃にスリングをつけて、墨入れにドライブラシまでしてしまいました。次に作るシュビムワーゲンに積もうと思っています。せっかくついているのですからもったいないですからね。
(全作品完成まで あと23)
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