バイクの塗装
2005年12月25日
Category : 日記
甥っ子が中古のバイクを購入
バイクの塗装と言ってもプラモの話ではなく、本物のバイクを塗った話です。私の高2の甥っ子が今年バイクの免許を取りました。親の反対を押し切ってということで、最初は私も反対したのですが、もう17歳ですからそう簡単には言うことを聞きません。自分でアルバイトをしてためたお金で免許を取り、そして中古のカワサキ・ゼファーという400ccのバイクを購入しました。
しかし親の援助を全く受けずに高校生が買うわけですから、10年以上も前のモデルらしいのです。そしてモデルがこの古さですから、当然色の好みは言っていられません。派手なオレンジ色のバイクを買ってきました。
最初はボロボロだったその中古のゼファーも、甥っ子が一生懸命手入れをしてだんだんキレイになってきました。すごく大切にしています。かわいいじゃないですか。
そして、ついに色を塗り変えることを決意したみたいです。そして私のところに援助の要請があったのです。
塗料を剥がし表面処理
もともと親の反対を押し切って買ったバイクですから、いまでも私の家に預かっています。作業をするためのガレージもあります。そんなわけで一緒に塗装をすることになりました。
最初は『強力塗料はがし液』というものを使って塗料をはがします。有機溶剤と界面活性剤(洗剤みたいなもの)を混ぜたものらしいのですが、恐ろしいもので、どんどん塗料がはがれていきます。そしてわずかに残った塗料は紙やすりで削り落としました。
タンクの凹みとかはタミヤのエポキシパテで埋めて直しました。まるで板金屋さんですね。リアカウルの欠けた部分は光硬化パテです。パテが硬化したらリューターで表面を平らにします。そして最後は1000番の紙やすりでツルツルにしました。
サフ吹き
最初はサーフェイサーの吹付です。東急ハンズで買ってきたサーフェイサーはドロドロでそのままでは使えません。これをラッカー溶剤で薄く延ばすのですが、5倍ぐらいに伸ばしてやっとエアブラシにちょうどいい濃さになりました。700円くらいの缶だったのですが、戦車なら100台くらい塗れそうです。これでしばらくはサーフェイサーは買わなくてもよさそうです。
本塗装とクリアコート
次は黒です。こちらは甥っ子がスプレー缶を買ってきたので、これを塗りました。タンクやフェンダーなどを塗るのに2本使いました。黒を3回塗ったあとはクリアを2回重ねて出来上がりです。十分乾燥させるためにバイクへの取り付けは明日になります。
それにしても本物のバイクの塗装をするのは楽しかったですね。まるで1/1のプラモを作っている気分です。ふだんはつや消しのAFVばかり作っているのですが、つやつやのバイクもいいものですね。でも本当に埃には気を使いました。ちょっぴり付いちゃいましたが、これは仕方がありません。なんでも経験ですね。そのうちバイクのプラモでも作ろうかなって思いました。
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