イギリス軽戦車・M3スチュアートハニー Op.36 制作開始
2005年12月1日
Category : AFV イギリスTags : M3スチュアート
今回のお題はアメリカ軍の軽戦車スチュアートM3です。お世辞にもカッコイイとは言いがたい戦車なのですが、なんとも愛嬌のあるかわいらしいスタイルです。貧弱な装甲と火力、背の高い無様なスタイル。でもなんか好きですね。
で、このM3なんですが、ドイツの猛攻撃からスタコラとフランスから逃げたイギリス軍は、逃げる時に多くの戦車を失ってしまったのですが、そのためアメリカから大量に借り受けることになったのです。そして弱ちいイタリア軍にぶつけるべく、アフリカに大量に投入されました。やっぱりM3といえばアフリカですよね。
でもアメリカ軍はチュニジアでもオリーブドラブ一色というかわいくない塗装です。なんだかつまんないなと思っていたら、アーマーモデリングの今月号(2005年12月号)で素敵な製作記事を見つけました。
M3スチュアートのイギリス軍仕様です。この製作記事はアカデミーのキットなのですが、私のはタミヤの古いキットです。説明書を見てみると、イギリス軍のデカールも入っているようです。お~これはいいぞ!とばかりに気持ちはイギリス軍仕様に傾いていきました。やっぱりM3は迷彩塗装が似合いますよ。カワイイですからね。
ただ問題なのは戦車兵の人形です。タミヤの説明書には『マチルダとかの戦車兵を乗せるといいでしょう』などともう一つ買わせようという魂胆が見え隠れする説明が書かれています。そうは行きません。私はキット付属のアメリカ兵にイギリス兵になってもらうことにしました。転勤ですね。
人形の改造 英軍に転勤
ハンドリューターに荒削り用のビットを取り付けてガリガリと思いっきり良く削ります。頭にかぶっているヘッドギアのような防止やゴーグルを削り取り、イギリス兵のカッコいいベレー帽に仕上げていきます。襟元はアフリカ軍団らしく、シャツは一枚にします。これもガリガリと削っちゃいます。さらに腕もひじの上まで腕まくりをしてもらいます。暑いですからね。
耳は作れないのでヘッドホンを付けます。エポパテの粘土細工でイアーパッドを作り、頭にかける部分は葉書です。そしてコピー用紙でサスペンダーと肩のアレ(名前がわからない)をつけたらすっかりイギリス兵です。サーフェイサーを吹き付けたらいろいろと粗が見えたので、もう少し削ることにします。
改造前の写真を撮っておけばよかったんですが、すっかりわすれてガリガリやっちゃったので、参考までにタミヤの説明書の写真を載せておきますね。この人がイギリス軍に転勤になった人です。
とまあ、ここまではよかったんですが・・・
アーマーモデリングの記事を見ているとなんだかちょっとタミヤのキットとは違いますよ。タミヤの説明書では、カラーリングとデカールを換えれば即イギリス軍、って感じの書き方なのですが、スチュアートもグラントと同じようにイギリス軍のはフェンダーの横にカバーが付いています。しかもフェンダーの形も違います。あらら、タミヤのうそつき!
しかし、人形がすでにイギリス軍になっちゃっている以上元にはもどれません。私はあまり改造やディテールアップをしないで素組で作っているのですが(これしかできないというのが正直なところです)、自分で自分の罠にかかってしまいました。こうなったらやるしかありません。あ~どうなりますか。トホホ半分ワクワク半分です・・・
(全作品完成まで あと13)
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