ドイツ・ハノマーグ兵員輸送車 その6 履帯の仕上げと人形の組立て
2005年12月26日
Category : AFV フィギュア ドイツTags : Sd.kfz.251
履帯の塗装と仕上げ
昨日の日曜日は甥っ子のバイクの塗装を手伝いながら、乾燥待ち時間でプラモをセッセと作りました。その甲斐あってモデルカステンの履帯が完成しました。そして夜には、バイクの塗装のために引っ張り出してきたエアブラシでもって、そのまま履帯の塗装をしようとしました。
しかし、塗料が出ません。シューシュー言うだけでほとんど塗料が吹き出てこないのです。どうやらサーフェイサーが詰まっているみたいです。バイクの塗装が済んでからはいつものように手入れをしたのですが、どうやら水性アクリル塗料と同じ手入れではラッカー系のサーフェイサーは詰まってしまうみたいです。久しぶりに全部分解してツールクリーナーにドボンドボンと沈めて掃除をしました。
履帯の塗装はいつも悩むところです。どう塗ったらいいのか正解がわかりません。とりあえず今回の方法を書きますね。
まず最初にメタリックグレーとフラットアースを同じくらいづつ混ぜた色を全体に吹き付けました。これが基本の色になります。
次に薄めたフラットブラック(エナメル)でウオッシングです。接着部分を侵さないように慎重に塗りました。ウオッシング塗料は拭き取りをせずに、直接その上からドロ色(アース+セピア+ライトグレー)を作ったパステルをエナメル溶剤で溶いて全体に塗りつけます。乾いたら、乾いた筆で軽くなぜて余分のドロ(パステル)を落としました。
次はドライブラシです。クロムシルバーではピカピカしすぎるので、エナメルのチタンシルバーでエッジを中心にドライブラシをします。特に三角の歯の部分はしっかりとします。そして最後に履帯の地面とこすれる部分をクロームシルバーで軽くドライブラシをします。これで出来上がりです。(後日追記:実はハノマーグなどの履帯は接地部にゴムパッドが付いているので黒で塗分けるのが正しい)
塗装が完了したらいよいよ車体に装着です。Sd.kfz.251はなぜか右が57枚、左が56枚(反対だったかも、説明書をなくしちゃってわからない)と左右で枚数が違います。しかし57枚ではぶかぶかなのでどちらも56枚にしました。
そして最後にもう一度土色のパステルをエナメルで溶いて足回りと床下にこすり付けました。乾いたら硬めの筆で余分を削り落とし、ついでに車体の上のほうにもパステルの粉をまぶしました。これで完成ですね。
人形の組立て
続いて人形の製作です。タミヤのキットに付属の5人がまだ残っています。古いキットなのですが、動きのあるポーズがなかなかの魅力です。しかし、同じ人を2度も作るのはちょっとダルいので、今回も少し手を入れることにしました。
人形のディテールアップといってもたいしたことじゃありません。洋服の裾と袖の先を少し削り込んでみます。ちょうど車輛のフェンダーを薄く削る感覚です。ただ対象がずいぶんと小さいのですが。
実際に削ってみた写真です。一緒に並べてあるのは以前作った同じ人形です。削った場所が写真に写りやすくするためにサーフェイサーを塗ってみました。こんな感じです。
以前のものも洋服の裾とかは影を描き込んであるのでそれなりに見えるのですが、今回は実際に削り込んであります。ここに影を描けば完璧になるはず・・・とたくらんでいます。
袖の先はさらに差がわかりやすいですね。しかしこの作業は結構面倒で大変です。ポーズによっては出来ない部分もあります。まぁそのあたりは臨機応変に行こうと思っています。
(全作品完成まで あと15)
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