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8.8cm対空砲Flak36 その10 顔の仕上げと服の塗装

Category : AFV フィギュア ドイツ

Scale : 1/35 Maker : ドラゴン Post : 40-10

顔の仕上げ

88mm砲Flak36 人形の顔の仕上げ

88mm砲Flak36 人形の顔の仕上げ

やってみました、人形の塗装。アーマーモデリングのDVDを大いに参考にしました。目からうろこがポロポロ状態です。なかなかカッコよく出来ていると思いません?私としては大進歩です。産業革命以来、じゃなくって、初めてドライブラシをしたとき以来の大進歩です。

アーマーモデリングのDVDには6人の名人の方々がそれぞれ異なる塗料、異なる技法で人形を塗っておられました。どれもすばらしい出来でただただ感心するばかりです。私は土井さん式のエナメルによる方法を選択したのですが、理由は手持ちの塗料だけでできるというところからです。油絵の具やバレホとか言うアクリル塗料を手に入れるのが大変だからです。絶対に近所じゃ売ってません。

今までも何度か人形の顔に影やらハイライトやらを入れようとたくらんだことがあります。そのたびに真っ黒になったりして思うように行かずに、いつもどうやるのか不思議に思っていました。本で読んだりネットで見たりしたのは、色を塗ってからブレンディングするとかなのですが、上手くいかなかったのです。

鍵はアクリル塗料で下塗りすることにありました。そしてさらにその上に下塗りと同じ色をエナメルで塗るのです。わたしはこの下塗りと同じ色をエナメルで塗るのをしていませんでした。よく考えればあたりまえなのですが、下塗りの肌色とシャドウ部のこげ茶(こちらはエナメルで塗ってある)をブレンディングしようとしても無理な相談ですよね。今回は下塗りの上に塗った中塗りのエナメルの肌色と見事にブレンディングしました。

塗料の濃度はこれくらい

塗料の濃度はこれくらい

もうひとつの鍵は塗料の濃さです。通常の塗料よりも薄めて使います。どれほど薄いかと言うと、私の場合はこの写真くらいです。これは色を確かめるためと、筆の調子を整えるために白い紙に塗ってから作業をしたときのものなのですが、かなり薄めて塗っていることがわかると思います。中塗りの肌色の下に、アクリルの下塗り(私は肌色だけはラッカーです)をするのはこのためです。仕上げ用の塗料はみな薄いので下のプラスチックの色が透けてしまうからです。

服の塗装

88mm砲Flak36 人形の服の塗装

88mm砲Flak36 人形の服の塗装

次に体を塗ってみました。下塗りはアクリルの白です。その上から中塗りにエナメルの白に近いベージュを塗ります。中塗りを白で塗ってしまうとハイライトが入れられないので、すこしバフを混ぜてベージュにしました。そこにベージュに黒と茶を少しづつまぜた影色を入れます。ブレンディングして、次はもう少し暗い色で同じことをします。影が入ったら、ハイライトは白です。白い服じゃなかったら、ハイライトも2~3段階するのでしょうが、服が白いのでハイライトはいきなり純白で入れます。そしてブレンディング。

ここに3体の写真があります。一番左は下塗りだけ。真ん中は上半身が仕上げ済み。一番右は全身仕上げ済みです。仕上げ済みといってもまだベルトは塗ってませんし、靴とか手袋もまだ塗ってません。この方法だと今までの何倍も時間がかかります。しかしその価値はあるかと思います。まだまだ全部完成していないのでなんともいえませんが、かなり完成品のクオリティが上がる(当社比)と思います。

アーマーモデリングのDVDのおかげでまたひとつ賢くなりました。DVDそのものもまだそれほどじっくりと見ていないので、これからじっくりと観て見たいと思います。プラモの世界もホントに奥が深いですね。

(全作品完成まで あと14)

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