ドイツ重戦車・タイガー1初期生産型 その4 仕上げ
2006年2月20日
Category : AFV ドイツTags : ティーガー1
ウエザリング
単純に縮尺で比較すると 1/48 は 1/35 の73%の大きさに相当します。しかし実際に作ってみるとずいぶんと小さいと感じます。とても3割引程度とは思えません。ちなみに表面積では53%、体積では39%となります。つまり塗らなければならない面積は半分しかないのです。
そんなわけで、ウオッシングもドライブラシも半分の面積ですから半分の時間で終わります。さらにチッピングも同様なのですが、今回はタイガーエースのビットマン車両です。チッピングは似合いません。最小限にしました。(実際のビットマンの車両に塗装の禿が少なかったという事実は知りません、これは私の単なる主観です。)
足回りはいつものようにパステルで泥を作って塗りつけ、これをリューターの先につけたブラシで掻き取っていきます。最後にもう一度履帯の地面とこすれる部分だけをシルバーでドライブラシをしました。
排気管はまず黒のパステルですす汚れだらけにします。そして錆の浮いていそうな部分だけさび色のパステルを調合してエナメル溶剤で溶いて塗りつけました。これも乾いたらブラシで余計なパステルは掻き取りました。
最後にセピアのパステルを全体にまぶします。特に奥まった部分にはたくさんつけます。これで塗装の表面がすすけた感じになり、調子が整います。
デカール貼り
ビットマン車両を作るにあたって一番問題になったのはデカールです。タミヤの1/48の初期型タイガーI にはビットマン車両のためのデカールは入っていません。さんざん悩んだ末、結局手書きしました。
砲塔サイドの番号は予備履帯で隠れて見えませんので書きませんでした(エヘヘ)。しかし砲塔の後ろはそんなわけには行きません。これはアーマーモデリングにのっていたビットマン車両の砲塔を縮小コピーでタックシールに写し取り、デザインナイフで数字の部分を切り抜きマスクパターンとして砲塔に貼り付けました。その上から白で塗って数字を描き、最後に数字の中をダークイエローで塗って、白抜きの文字にしました。本当は白の内側に黒の細い線があるのですが、とてもそこまでは書けません。一度やってみたのですが、まるでダメで、全部消してやり直しました。
あと葉っぱとハンマーの絵がついたマーク(師団のマークなのでしょうか)を手で書きました。このあたりは 1/48 なので助かります。適当に書いてごまかしがききます。これが 1/35 だとこうは行きませんよね。
さあ、つぎはいよいよフィギュアの制作に入りますよ。
(全作品完成まで あと13)
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