ヘッツァー駆逐戦車初期型 その4 インテリアの汚しと主砲
2006年3月17日
Category : AFV ドイツTags : 38(t)戦車ヘッツァー
インテリアの汚し
お世辞にも作りやすいとは言えないエデュアルドのヘッツァー。思いっきりついている(モールドよりもくっきりと!)パーティングラインやひょっとしたらモールドでは?と思ってしまうほど深いヒケと戦いながら少しづつ進んできました。
いえね、決してエデュアルドのキットはダメだなんて言うつもりはありません。むしろパーツはキッチリ合いますし、ちゃんと修正をしていけば精密感のあるヘッツァーができあがってきます。パーティングラインやヒケの修正はプラモ作りの基本ですからね。おろそかにしてはいけません。
前回(2日前)とあんまり変わっていないように見えますが、インテリアのウエザリングをしました。本当はきれいなまま作ろうかと思っていたのですが、白い壁がだんだん薄汚れてきたので、いつも通りやってしまいました。どうやら私にはぴかぴかの新車は似合いませんね。(^^;)
作っていて気がついたのですが、ヘッツァーの車内には砲弾は19発しか格納できません。これじゃバンバン撃ったら数分間で弾切れですよね。実際の戦闘ってそんなものなんでしょうかね。ドカドカドカって撃って、すぐに下がって弾丸を補給してもらい、また出撃。そうなのかな?
仕上げはいつもと同じで、ウオッシングにドライブラシ、そしてチッピングにパステルです。
ウオッシングはともかく、ドライブラシには気を遣いました。なにしろ黒っぽい部品が真っ白な壁に囲まれているわけですから、ドライブラシの塗料が壁についたら白い壁が台無しですから。
チッピングはあまりうまくありませんね。錆が浮いたような感じの部分と、物をぶつけてこすれたような部分とを描いたつもりなのですが、なんか変・・・
パステルは効き過ぎました。まっ黒です。まぁ、でもこんなもんでしょう。床の泥汚れはタミヤのウエザリングマスターの泥を塗ってあります。お手軽でいいですね。そして最後は錆色のパステルです。やりすぎて真っ赤にしないように遠慮がちにしました。
主砲の制作
まだ細かいところが塗り分けてありませんが主砲を組み立てました。車体は小さいのですが、主砲は75mm砲ですから迫力があります。しかも長砲身でカッコいいですよね。2号戦車なみの車体で4号戦車やパンターと同じ主砲ですからね、強そうに見えるはずです。(後日追記:口径(砲の直径)は同じ7.5cmなのですが、砲身の長さ(口径長といいます)はパンターとかと全然違います。口径長が短いと砲弾はすぐに砲身の外に出てしまい火薬を燃やせる量が少なくなるので、弾の初速は遅くなり威力は随分と弱くなっていまいます。そんなこともまだ知らなかったんですね。)
このヘッツァーの主砲はなんと上下だけでなく、左右にも動きます。えっ、知ってました?知らなかったのはおまえだけだって?(^^ゞ
この左右に動かすための軸受けの寸法が合わずにずいぶんと削りました。削りすぎてぐらぐらになっても困るので、少し削っては合わせを繰り返してなんとかちょうど良い寸法まで持って行きました。こういった作業にはハンドリューターが大活躍ですね。っていうか、ハンドリューターが無ければできません。
(全作品完成まで あと11)
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