ティーガー1後期生産型 ヴィットマン212号車 その4 車体前後のコーティング
2006年4月18日
Category : AFV ドイツTags : ティーガー1
ツィンメリットコーティング開始
とりあえず後ろの1面と前の1面をコーティングしてみました。本当は後ろだけのつもりだったのですが、パテが余ったので前もしちゃいました。
この時期ツインメリットコーティングをする人はほとんどがアーマーモデリングのコーティングローラーを使っていることと思いますが、ひねくれ者のわたしは別のコーティングローラーを使いました。
アーマーモデリングはコーティングの普及のために大変な努力をして雑誌の付録に付けたのでしょうが、どうも中途半端です。というのもティーガーにコーティングしようと思うとどうしても大柄の砲塔用が必要になるのですが、なんとこれが別売なのです。しかもそれを買うと雑誌に付いてきたのと同じ物もまた買わなくてはいけません。これもなんか無駄ですよね。もちろん雑誌が通常価格のままで、雑誌添付のローラーがまるっきりのオマケ扱いならそれもOKなのでしょうが、この時は定価が1700円といつもよりも320円も高くなっていたのです。どうもこのあたりが腑に落ちません。いっそのこと全部別売にして、通常価格でオマケ無しで販売してくれたほうがよかったかも知れませんよね。
最初は通信販売でアーマーモデリングのコーティングローラーのフルセットを買おうかと思ったのですが、発売時期が遅かったこともあり、行きつけの模型屋さんのモケモケさんが開発して販売しているローラー3本+スタンプ4本のセット(税込み630円)を購入しました。
モケモケのローラーとエポ・レジン・プロ
通常のサイズのローラーに砲塔用の大型ローラー、1/48にも使える小型ローラーもセットになっています。そして狭い場所用のスタンプも各サイズごとにあります。これで630円ですからお得ですよね。
アーマーモデリングの物よりもずいぶんとあっさりとしていますが、シンプルで使いやすそうです。ついでモケモケさんおすすめのエポ・レジン・プロというパテを購入しました。水で好きなだけ柔らかくできるので使いやすいそうです。
さっそく使ってみました。たしかに以前使ったクレオスのパテよりも使いやすそうです。これをステンレスのへらでのばしていきます。へらにくっつくので、へらは水で濡らしながら作業します。わりと簡単に伸びる上、水でいくらでも柔らかくできるのですが、水分を含ませすぎると硬化に時間がかかるようになるので注意が必要です。
平らにのばしたらローラーをコロコロしてみます。私はツインメリットコーティングは3度目です。最初のパンサー(タミヤのキットですからパンサーと呼びます)はエポパテとコーティングブレード、2つめの4号戦車はエッチングのシートです。(インチキ)
ローラーを使うのは初めてなのですが、これがなかなか快適です。確かにブレードよりもそれらしくできます。しかもパテの硬化が遅いのでやり直しが簡単にできます。しかしできちゃってから気がついたのですが、ブレードの時は少々凸凹にパテを貼ってもブレードで掻き取るときに薄く平らになるのですが、このローラー方式ですと、最初に厚みにムラがあるとそれがそのまま残ります。これは注意が必要ですね。
ローラー方式はもう一つ問題点があります。硬化にずいぶんと時間がかかることです。エポパテ+ブレードの時はエポパテが30分で固まりだし、1時間で硬化するため、どんどん作業を進めることができました。しかしポリパテ+ローラーの場合は、ポリパテが硬化するまでに3時間ほどかかるために何面もすることができません。今回も側面をしたかったのですが、前後が固まるまでは持つところがなくなちゃうので我慢です。こんな調子でコーティング作業をするとなると何日もかかっちゃいますね。パンサーの時は日曜日1日で全部できたのに・・・
ラジエターの製作
しかたがないので次にいきます。ラジエターの製作です。ラジエターのファンは黒鉄色の指定がしてあったのですが、それ以外は不明です。ちょっとよくわからないので、以前作ったエンジン整備セットの説明書を見てみました。どうやらティーガーのエンジン室の内壁はガンメタルの様です。
そこで全部をクレオスメタルカラーのダークアイアンで塗ることにしました。ファンのケースは白、ラジエターはいつもフラットブラックで塗っているのでそれに従うことにしました。ダークアイアンは乾燥したらリューターに付けたブラシでゴシゴシして金属光沢を出しました。結構いけてます。
(全作品完成まで あと10)
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