ドイツ・大型軍用乗用車 ホルヒ・タイプ1a その4
2006年5月11日
Category : AFV フィギュア ドイツTags : ホルヒ
チッピングと土汚れ、錆びの表現がまだですが、車両の制作はひとまずおいといて、フィギュアの制作に入ります。実は今回の What’s new がここにありまして、新兵器を購入していたのです。このホルヒにはSS(武装親衛隊)の兵士フィギュアが1体付属していまして、迷彩ポンチョを着用しています。この迷彩ポンチョの塗装はなかなかやっかいな物なのですが、この柄を印刷したシールが販売されているのです。
プラモ雑誌とかに広告が良くでているので皆さんもご存じかと思いますが、新撰組というメーカーのカモフラージュデカールの「柏の葉」春期用1です。行きつけの模型屋さんのモケモケさんに並んでいるのは知っていたのですが、フィギュアのような複雑な形状の物にデカールをキレイに貼ることができるかどうか自信が無かったので購入をためらっていました。
しかし前作でティガーの凸凹のコーティング面にデカールがしっかりと貼ることができたので、ちょっとだけ安心して、購入に踏み切りました。最近のデカールは本当に性能がよくって、強くて破れにくい上に、ソフターを付ければ良く伸びてあらゆる形にフィットします。これならばいけそうですよね。
実際にやってみると、思ったよりも簡単でした。このカモフラージュデカールの質はすばらしいもので、強い上に良く伸びます。これならばあらゆる凸凹にフィットさせることができます。少々引っ張っても破れませんでした。細かいところは爪楊枝の先で押し込んでいくのですが、これでも破れることはありません。ソフターがべたべたに塗ってあってもですよ!!
ヘルメットは正方形に切ったデカールを無理矢理押しつけました。周囲にしわが残るのですが、実際のヘルメット用の迷彩カバーも立体裁断されていたとはいえ、周囲はしわしわだったろうと思うのでこれで良しとしました。
腕と胴体はそれぞれ別々に筒状にして(要は長方形に切って)巻き付けました。縫い目にデカールの合わせ目を合わせなければと思っていたのですが、迷彩パターンのおかげでどこに合わせ目があるのかわからなくなってしまいました。今回のオークリーフパターンの場合はほとんどつなぎ目を気にする必要が無いようです。スプリンターパターンのように大きなパターンの場合は向きや合わせ目に注意する必要がありそうです。
実は国防軍のスプリンターパターンもデカールでやってみたいのですが、発売が遅れているようです。印刷がうまくいっていないみたいです。今月中には出るそうですが、待ち遠しいですね。
デカールが乾いてきたら余分の部分をデザインナイフでカットします。複雑な模様を描くよりはうんと楽にできます。しかもこれほど細かなパターンを描くことはまずできません。
この写真は左側が今回作成したカモフラージュデカールを使用した物で、右側がちょうど1年ほど前に作った親衛隊歩兵セットのフィギュアです。もちろん一年前は迷彩塗装は手書きです。タミヤの説明書にきちんとした色の指定が無かったので、戦車と同じ三色迷彩カラーで塗ったのでずいぶんと趣が違います。色の違いはともかく、できるだけ細かな筆で苦労して塗ったのですが、迷彩パターンの細かさはデカールと比べるべくもありません。
それにしてもフィギュアの顔とかズボンのしわの表情など1年でいろいろと進歩しました。学んだことが多かったですね。アーマーモデリングやネットでいろいろと教えていただいた皆さんに感謝!感謝!
タミヤのこのフィギュアは表面のモールドがあまりはっきりしていませんでした。ポンチョの裾とかズボンとブーツの境目とか襟とかを彫刻刀とデザインナイフではっきりさせたのですが、ポケットとかポンチョの合わせ目とかはそのままにしたので、デカールの下でわからなくなってしまいました。最近のドラゴンのフィギュアのようにディテールのはっきりしたフィギュアならこのカモフラージュデカールならきっちりとフィットして見えると思うのですが・・・
デカールの使用量なのですが、ヘルメットと上着で全体の10%強程度使いました。定価が税込み980円で実際には一割引の882円で購入しましたから、1体当たり100円くらいでできる勘定です。これならばそれほど負担になりませんね。これはおすすめです。
(全作品完成まで あと10)
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