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M4A3E2シャーマン・ジャンボ その2 ディテールアップ

Category : AFV アメリカ

Scale : 1/35 Maker : タミヤ Post : 52-2

昨夜はできたのがうれしくてたくさん写真を撮ったのですが、ココログが猛烈に重くてアップできませんでした。(後日追記:当時はまだココログを使っていました)今朝はこれから小学校の授業参観に行くのですが、その前に昨夜の続きです。

シャーマン・ジャンボ 砲塔の鋳造肌表現

シャーマン・ジャンボ 砲塔の鋳造肌表現

組み立て説明書のありかを教えたいただいた Unplugged さんの情報から、このM4A3E2ジャンボの実車写真を見ることができました。デフカバーのパテ盛りはたしかにご指摘の通りなのですが、気にしなければそんなに違う感じもしないのでやりませんでした。(+_+)\バキッ!

実車写真を見て以下の点に追加工作してみました。まず最初の写真ですが、横の追加装甲に継ぎ目の溶接跡があるので付けてみました。同様に主砲の付け根の防盾にも写真を参考に溶接跡を付けました。また、砲塔のパーツの上下の継ぎ目が実車には無いので、これを消し、その作業でツルツルになってしまった表面を流し込み接着剤で荒らしました。

溶断、溶接の痕

シャーマン・ジャンボ 溶断、溶接の痕

シャーマン・ジャンボ 溶断、溶接の痕

次に同様にして追加装甲版の切り口にも溶断した跡を付けました。射出成形の限界でこの面にはモールドが付けられないのでツルツルです。ちょっと目立つので凸凹にします。車体が黒っぽいのでどこまで効果が出たがわかりません。塗装が楽しみです。

ラウンドバードリル

ラウンドバードリルをつけたハンドリューター

ラウンドバードリルをつけたハンドリューター

これが溶接跡や溶断跡の荒らしに使ったラウンドバードリルです。先はよく見ると通常のヤスリではなく、のこぎりの歯の様になっています。これを不安定に良く揺れるようになるべく長くハンドリューターの先に付けます。通常は先端ビットはしっかりと固定するためにできるだけ深くリューターのチャックに埋めるのですが、今回はその逆です。

このラウンドバードリルを付けたリューターを一番遅い回転数で回し、手を軽く添えるだけでプラモに乗せます。するとプラモの上でラウンドバードリルが暴れてランダムにキズを付け、荒らし表現ができるというわけです。ただし、そのままではそこら中傷だらけになりますから、キズを付けたいところ以外はマスキングテープを貼って保護しておきます。

牽引フックの取り付け具

牽引フックの留め具と荷物用の板

牽引フックの留め具と荷物用の板

デフケースに付いているフックを付ける金具ですが、これには実車では穴があいています。本来ならプラモでも別パーツにするところなのでしょうが、このキットでは一体になっているため穴が空いていません。そこで一度切り取って穴を開けてから再度接着しました。またなにやら板のような物が付いているみたいなので付けてみました。

前のフェンダーとフェンダーの間にある棚は、荷物を載せるために後から付けられた物です。前述の実車写真に写っていたので付けてみました。このジャンボはスピードとトレードオフで重装甲を手に入れたのですが、その目的は歩兵の支援なのです。ということはいつも歩兵と一緒に行動したわけで、車体の上は荷物で満載だったことと思います。さっそく模型屋さんに電話をして、連合軍の車載キットを注文しておきました。

予備履帯ラックとテールランプガード

シャーマン・ジャンボ 予備履帯ラック

シャーマン・ジャンボ 予備履帯ラック

最後のディテールアップは車体の後部です。予備履帯のラックの形が実車写真と違っていましたので、ナイフで削って修正しました。予備履帯のパーティングラインは実車にもありましたのでそのままにしてあります。しかし、ゲートを削った部分だけはなんとかしなければ・・・

テールランプのカバーはよくエッチングパーツなんかになる部分です。コピー用紙か薄いプラ板で作ろうかと思ったのですが、実車の写真を見ると思ったよりも分厚いんです。これではエッチングパーツでは薄すぎますね。そこでキットのパーツをリューターでできる限り薄く削りました。本当は半分くらいまで削ると一番実車写真に近い感じがするのですが、2/3程度まで削るのがやっとでした。これ以上すると折ってしまいそうです。

我ながらあきれるのですが、よくこれだけを一日(夕方から深夜まで)でやっちゃったもんです。人間夢中になっている時ってすごい集中力ですね。

(全作品完成まで あと9)

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