ビアンチ・モデル1907 その5 シャーシが完成
2006年7月24日
いよいよシャーシが完成しました。タイヤが付くと完成が近づいてくるのを実感できますね。それにしてもデカイです。
ここまでくる間に大変なトラブルをしでかしました。細かいところの塗り分けを車体を手で持ってしていたのですが、手元が滑って床に落っことしてしまいました。細かいパーツが折れることもなく、なんとか修復ができたのですが、なんとエンジンとギアボックスをつないでいるゴムチューブがバカになって滑るようになってしまったのです。おかげでギアを入れてもタイヤが回らなくなってしまいました。ゴムを取り替えればいいのですが、走行系をすべて分解しなければ不可能です。これで走行させることは断念かもしれません。(涙)
仮組でタイヤを取り付けたときはゆっくりとコトコトと走ったのですが、残念です。まだモーターは元気よく回っているので、なんとか修復できないかと思っているのですが・・・
トラブルはさておいて、キットとしてはなかなか良くできています。昔の単純な自動車はどのパーツが何をするものかが良く分かります。まるで技術家庭の教科書の様です。この時代の自動車でもすでにデファレンシャルギアが発明されていたんですね。キットでは単に回転方向を90度変えるだけのギアが付いているだけなんですが、実車ではデフギアが入っていたようです。また、ドラム式のブレーキは動きませんが、ブレーキドラムをつかむシューもそれを引っ張るロッドも全部付いています。ブレーキはフットブレーキではなく、手で引っ張るタイプのようです。ただなんでレバーが2本も付いているのかが分かりません。
前後ともプラの板を重ねて作る稼働する板バネが付いています。実車と同じような機構で車軸を支えています。この時代ではまだショックアブソーバーは発明されていなかったみたいですね。ただバネが付いているだけです。しかも左右の車軸が独立していませんから、凸凹道ではボヨンボヨンと揺れたこととおもいます。昔の人は馬車で慣れているから良いんでしょうが、現代人が乗ったらあっという間に車酔いしそうです。
(全作品完成まで あと10)
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