ヤクトティーガー ヘンシェルタイプ その6 車体上部の組み立て
2006年8月8日
Category : AFV ドイツTags : ヤクトティーガー
左右の履帯の組立が完了し、接着のために剥げたり汚れたりした部分の塗装を修正しました。しっかりと乾燥したら仕上げの塗装に入るのですが、その待ち時間を使って次の行程に進みます。
まずはこの部分から。可動式の後部ハッチを取り付けます。ハッチの内側も大変良くできているのですが、あまりに大きいので開けると中が丸見えです。インテリアはほとんど再現されていないのでさすがにこれを開けることはできませんよね。
この段階の工作で注意した部分は、写真の大きな赤丸の部分です。実際の戦車では分厚い装甲板が互い違いになるように重ねられて溶接されています。一応キットでもそのように溶接痕が付けられているのですが、それでも後ろの垂直板は一枚の板ですから、接着面に溝が入ってしまっています。(って文章がよく分かりませんね)。
それで、側面の板になる部分の余分の溝をパテで埋めました。ただし、これをツルツルにしてしまうと鋳造肌がなくなってしまうので、適当に平らにした後で鋳造肌を溶きパテで付けておきました。
ヤクトティガーには車体の至る所に擬装ネットを引っかけるためのフックが取り付けられています。前に作ったヘッツァーにもあって、エッチングパーツでこれを付けたのですが、大変な苦労をしました。なにしろピンセットの先よりも小さいのでろくにつまむこともできませんでした。
しかし今回はタミヤの高級ピンセットがあります。しかもヘッツァーの時よりもチョットだけ大きいので楽です。しかもヘッツァーと違って糊しろになる部分もあります。これで接着がしやすくなります。
ただしこの糊しろになる部分を曲げなければなりません。説明書には曲げろと書いてないのですが、曲げないとフックらしく付けられないので『曲げる』と勝手に解釈しています。このサイズのパーツをつまんで曲げるのは至難の業です。そこでランナーに付いた状態でピンセットを使って曲げて、その後で切り取ることにしました。
右の写真の赤丸で囲ったパーツが曲げ加工済みのものです。10円硬貨と比べるとその小ささが分かると思います。この小さなパーツを全部で22箇所に取り付けます。6個余裕があるのですが、すでに1個無くしてしまいました。飛ばしたのではなく、よそ見をしているうちに行方不明になってしまいました。一度見失うと二度と見つけることはできません。(涙)
実はエンジンの上にもこのフックを付けたら良さそうな怪しいモールドがあります。1枚目の写真の矢印の箇所です。数えてみたら6箇所ありました。ちょうどエッチングパーツの余裕の分です。しかし私はすでに1個紛失していますから、全部を取り替えることはできません。どうしようか思案中です。
(全作品完成まで あと9)
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