ソビエト重戦車・KV-1’sエクラナミ Op.61 制作開始
2006年8月31日
Category : AFV イギリスTags : KV-1
3日間ほど夏休みの最後の思い出に子供たちをつれて伊勢志摩へキャンプに行ってきました。出かける前になんとか前作品を完成させていったので心残りはなかったのですが、それでも昨日は帰るなりメールチェックをして、プラモの箱を開けました。次は出かける前からこのKV-1に決めていました。
今回はトランペッターのKV-1です。それも増加装甲の付いたエクラナミです。エクラナミというのはアップリケという意味らしく、こどもの洋服にアンパンマンとかのアップリケが付くように車体のあちこちに追加の装甲板が張り付けられています。どうせKV-1を作るならこの増加装甲付きがカッコいいのでこれを選択です。
最近躍進がめざましいアジアのプラモメーカーたちですが、その筆頭格のドラゴンはサードパーティのオプションパーツが必要ないほどのキットを提供していますし、その新製品の開発スピードは驚異(脅威)ですらあります。また、トライスターはすばらしいプロポーション(私にはよくわかりませんが・・・)やプラ材の限界に挑戦するようなキットを出してきていますし、タミヤは長年培ったノウハウで組みやすさと仕上がりの良さを両立させています。
さて、このトランペッターですが。品質ではタミヤやトライスターにかなわず、オマケや開発スピードではドラゴンにかなわず・・・ってことで、なんと価格で勝負に出てきています。今時こんな大きな箱に入ったキットが2000円そこそこですから、これもすごいことじゃないでしょうか。しかも内容は決して貧相じゃないんです。これは買いですよね。
わたしもこのキットは税込みで1800円台で購入しました。この低価格に敬意を表して、なるべくお金をかけずに完成させようと思っています。アルミ砲身にモデルカステンの可動式履帯、エッチングパーツにドライデカールとキットの何倍もお金をかけて、もはや戦車1台1万円の時代に、重戦車を2000円未満で作るわけですから価格破壊のなにものでもありませんね。
シャーシの組み立て
早速制作です。普通は足回りから作るのですが、なぜだか車体の組み立てからです。箱組みをするわけじゃないのですが、バスタブ型のシャーシの両側にシャーシ側面のパーツを貼り付けます。そのためシャーシ側面は箱組をしたときのようなシャープなモールドが得られています。
さらにシャーシ下面にもきちんとモールドが入っています。感心したのは、フェンダーの裏側にも補強用の桟がきちんとモールドされていることです。エッチングパーツなんかでフェンダーを作るとつけるパーツなのですが、プラパーツのフェンダーの裏には見えないこともあって、付いていないことが多いのです。低価格の上に、そんなところまで再現されているのは良心的ですよね。
シャーシのサイドのパーツには溶断の痕が付いているのですが、射出成形の限界でモールドはいまいちはっきりしていません。他のメーカーならツルツルになっているのが普通ですから努力のあとは見て取れます。しかしこのままではあまり目立たないので、前作のヤクトティガーと同じように溶きパテを使って溶断の痕を強調しておきました。やはり重戦車はこうでなくっちゃ。
(全作品完成まで あと7)
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