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ソビエト重戦車・KV-1’sエクラナミ その6 完成!!

Category : 完成 AFV ソビエト連邦

Scale : 1/35 Maker : トランペッター Post : 61-6

仕上げ

KV-1'sエクラナミ 牽引ワイヤーの汚し

KV-1’sエクラナミ 牽引ワイヤーの汚し

先週の木曜日から初めて、ほぼ毎日更新で1週間で完成にごきつけました。やっぱりソ連の戦車は楽ちんですね。ドラゴンのプレミアムキットのヘビーな素組みの後はこれに限りますね。

2000円程度の低価格キットにもかかわらず牽引ワイヤーは銅製の物が入っています。太さの割に非常に柔らかく扱いやすかったです。これにメタルプライマーを塗り、その上からクレオスのメタルカラーのアイアンを塗ってブラシでこすって金属光沢をだします。ぴかぴかの新品の牽引ワイヤーができたらこれにさび色のパステルをエナメル溶剤で溶いて塗りつけたらできあがりです。

KV-1'sエクラナミ 仕上げ

KV-1’sエクラナミ 仕上げ

ウエザリングの最後の仕上げはパステルワークです。ロシアン・アースのピグメントやさび色に調整したパステルを所々にこすりつけていきます。ロシアン・アースのピグメントは溶剤で溶いて泥にしてこすりつけたりもしました。

そして最後にセピア色のパステルの粉を入り隅や陰になるところにごしごしとこすりつけます。また、溶断の痕にもこすりつけます。車体の表面がすすけてきて、分厚い鋼板の重厚さが出てくるような・・・こないような・・・
まぁ、いずれにしても一生懸命つけた、溶断の痕や溶接の痕、そして鋳造肌のテクスチャがより強調されてはっきりしてくることは確かです。

今回チッピングに コピック・モデラー というプラモ専用のサインペンを使ってみました。最近ネットでこのコピックという名前をちらほらと見かけていたのですが、その正体がよくわかりませんでした。行きつけの模型屋さんのモケモケさんに WarmGlay と Black の2色があったので早速購入してみました。まさかプラモ専用のサインペンがあるとは夢にも思いませんでした。

このコピックモデラーは太さが0.2mmと極細で、細かな点の集合のチッピングを描くには非常に便利です。でもあまりに点が細かすぎて、少々時間がかかりますね。それでも筆で塗るときは塗料皿の塗料がすぐに乾いてしまうので、何度も濃さを調整するのですが、その手間がいらない分だけ楽ちんです。筆塗りとうまく使い分けるといいかもしれませんね。

完成!!

ソビエト重戦車・KV-1'sエクラナミ 1/35 トランペッター

ソビエト重戦車・KV-1’sエクラナミ 1/35 トランペッター

これにて ソビエト重戦車・KV-1’sエクラナミ 1/35 トランペッター の完成です。値段に引かれて買ってしまったキットですが、内容はしっかりしています。エンジンデッキの網の下のルーバーのように省略してもかまわない部分まできちんと作られているのには驚きました。これはもう金網に置き換えないと開発者に失礼ですね。ここまでやるのなら金網のモールドされていない枠だけのパーツをつけてくれるともっとうれしかったのですけどね。

その他にもヘッドライトのレンズとか中の電球は組み上がってからも非常にリアルです。その代わりちらりとしか見えないペリスコープなんかは車体と一緒にモールドされています。とはいえペリスコープはこれで十分です。実際完成してみると、クリアパーツを使って車内につきだしている部分まで作られている他社のペリスコープと比べても全然遜色ありません。というかホントに見えないんですよね。

見えないところは省略し、見えるところはちゃんと作られています。フェンダーの裏側の補強用の桟なんかもちらりと見えるんですよね。そんなところがうれしいキットでした。もともとあっさりしたソ連の戦車です。ほとんど素組みでも見応えのあるプラモに完成します。トランペッターにはこれからも低価格路線でがんばってもらいたいですね。

正面から見たKV-1'sエクラナミです。大きな車体の割に砲塔がちっちゃく主砲も貧弱に見えますよね。履帯に詰まった泥はピグメントのロシアン・アースです。ちょっと緑がかったグレーの泥がいかにもロシアぽいです。真横からみたKV-1'sエクラナミです。この組み立て式履帯は上と下の直線部分は1枚につながっています。そのためとても組み立てやすくなっています。特に上の連結部分は最初からうねうねと垂れており、作業がとても楽です。後ろから見たKV-1'sエクラナミです。後部にはOVMも何も付いてなくのっぺりとしているので少々派手に汚しました。こういうところは難しいですね。真上からみたKV-1'sエクラナミです。パステルやピグメントによる汚しがよくわかります。フィギュアが乗っていないと空っぽの車内が丸見えですね(汗)。KV-1'sエクラナミの軌道輪です。ピグメントの泥汚れがまだらに赤が混ざっているのはわざとじゃないんです。ロシアン・アースのピグメントは赤が良く混ざっていなくて後から浮いてきます。それでこんな感じになってしまいました。

やはり背景をつけて合成写真をつくるならフィギュアを乗せなきゃね。作品62のロシア戦車兵セットから3名を連れてきました。

(全作品完成まで あと9)

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